朔太朗的日常: 満5才~5才3か月(その3)

●相変わらず、家にある材料(廃材に近いw)なんか使って気ままに工作めいたものを作ってる。時々イーッとなって投げ出して、地団太を踏んで悔しがるときがある。思うようにできないらしい。まぁまぁ(私の子にしては上出来だと思えるぐらいに)手先は器用だし、集中力もそれなりにあると思うけど、やっぱり5才だからできることには限りがあるもんね。

そんなときは、どんなになだめても、「手伝おうか?」といっても、少なくともしばらくはてんで受け付けず、くさってる。そんなにも悔しがるってのは一生懸命やったからだし、作りたいもの(ビジョン)と現実とのギャップを感じるってのも成長のプロセスだよなーと思うが、ここで「ぼくなんて、へたくそだから」「もう、やらない」という気持ちはもってほしくないな、とも。

●↑しばらく時間をおいたり、日が改まったりしたら、(そのときと同じものでなくても)また「何か作りたい」って気持ちは湧いてくるようなので今はいいんだけど、5歳にもなり、放課後も友だちと遊ぶ時間が増えたり、家での一人遊びも時間や範囲が広がってきたから、ついつい「それでいい」と思いがちだったりするが、ほんとはまだまだ親が遊びに手をかけていい時期なのかなーと思ったりする。思ったりするのだけど、現実はなかなかそうしてやれてなくてちょっと反省かも。

●休みの日に友だちと遊ぶとか、夜ごはんを外のお店で食べるとか、水族館とか新幹線、おばあちゃんが遊びに来るとか、「イベント」ごとをめちゃくちゃ喜んで、告知(笑)した瞬間から、出発するときから爆発的な喜びを全身で表現する素直な5歳児。その喜びを自分で噛みしめるだけでなく、「いまから/あしたは ○○にいくんだよ!」と大声で喧伝したり、「きのう、○○だったんだよ!」と、クラスの友だちや、友だちのお母さんにも嬉々として報告する姿が、すっかり社会的だなーと思う。きっとそんなふうに、「こんないいことがあった」「連れて行ってもらった、買ってもらった」みたいな報告が飛び交っているんだよね、クラスでは。

(ホテルビュッフェディナーに行く前、バスを降りて歓喜の「ダンソン」を踊るの図)

●園バスの無いうちの幼稚園。送り迎えは大変ではあるけど、幼稚園という世界に毎日親もアクセスできるのは安心感にとても寄与する。うちは自転車2人乗りでの通園で、これがけっこう楽しい。歌を歌ったり、おしゃべりしたり。黙ってる時間も、こいでる後ろに幼稚園でがんばってきた(これから頑張りに向かう)子どもが乗っているのだと思うとしみじみと愛おしくなる。が、暑さ寒さ、雨風は当然しんどい。

ある日の帰り、爆弾低気圧により強風の上、ザーッと雨が降り出した。急いで、携帯していた“子どもカゴ用レインカバー”をかけて、自分はそのまま走り出すと、
「ママ! ママのレインコートは?!」
レインカバーの中で子どもが叫んでる。
「持ってるけど、いいよママは。もう帰るだけだから。着る時間ももったいないから急いでサッと帰ろ」
と言うと、
「ママ、レインコートきて。ママ、ぬれないほうが、かわいい」
ですと。すげーかわいーこと言うなあ!

●最近、買い物すると、お金の受け渡しをやりたがる。自分がお金をお店の人に渡したい。お釣りやレシートも、自分が受け取りたい。お店の人や他のお客さんに迷惑をかけない程度にやらせてます。いや、多少はウザく思われる人もいるかもしれないが、それが子育てというものだ…。

それとどっちが先だったかはわからないがとにかく前後して、他の大人への挨拶や受け答えの様子も変わってきた。祖父母や親戚・幼稚園の先生や友だちのお母さんほど身近ではない、たとえば挨拶を交わす程度の同じマンションの人や、お店の人にも、話しかけられたらテンポよくはっきりと答える。「おはよう!」「ありがとう!」とか。「いってらっしゃい、気をつけてね」と言われると「わかったー!」と元気に応えたり。

●これ、本人の名誉的に言わない方がいいのかな・・・。ま、頑是ない子のかわゆい発語ってことで。実は、5歳になる前後ぐらいから、「ママ、おとなになったら、けっこんしようね」と言っているサクである。しかし何となく世の中のルールも気になるのか、徐々に
「けっこんって、なんかいできるの?」
とか、
「いいなずけ、ってなに?」(←朝ドラ『あさが来た』を見ながら)言ったりもする。
「将来結婚するのが決まってる相手のことだよ」
「じゃ、サクはママのいいなずけだね! さくたろーがうまれるまえは、パパがいいなずけだったんだね!」
お、おう・・・。
「さくたろーとママがけっこんしたら、パパどうなるんだろう? パパは、さくたろうのおとうさんだから、いいよね!」 お、おう・・・。

●運動会の前日、クラスの子が何人か休んでいた。「○○くんや○○ちゃん、来られるといいね。サクも、明日元気に行かないとね」と言うと、
「ぐあいがわるかったら、うんちにいけばいいもんね」
と元気に答える。さらに
「うんちがでたら、げんきになるけん。うんちは、だいかつやくするね!」
お、おう・・・。

 

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