『あさが来た』 第5週 「お姉ちゃんに笑顔を」
「重いものが乗ったらすぐ折れる若木」は、あさ自身の比喩か。高いところにのぼっても、今のはつの姿は見つけられない。彼女がいるのは井戸の底だから。でもあさは自分の足で歩いて探し出し、地べたの暮らしを初めて自分の目で見るんだな。#あさが来た
#あさが来た 山王寺屋の夜逃げを知ったあと、茫然自失のあさを家にひとり残して新次郎は予定通り三味線に行ったのか? 石炭の話が出たのはあの夜のことかな。痴話喧嘩でバツイチ判明した大番頭さんの「嫁はんと娘、どこに居てんやろ」のセリフが妙に不吉に響いた。山王寺屋の場面につながるだけ?
京で一番の豪商のお嬢さんがお百姓さんに頭を下げて宿を頼めるって、すごい能力だわ。さすがはあおい・・・。#あさが来た
意図的なんだろうが新次郎周辺の情報が伏せられ続けてて、胡乱に思える。玉木宏も「品がいいだけの男」と言ってたように、新次郎は理想の旦那様ではなく、初夜エピの滑稽ぶりが象徴するようにどっちかというとダメ寄りな男で、あさ新は(?)×(?)で(+)になる夫婦だと思うんだが→ #あさが来た
タグ見てると、「優しくてあさの本質を理解し先を見通してて、内緒で頑張る新次郎さん!」的な捉え方が多数派のようで、まぁそんな彼に視聴者が熱狂してるんだったら作り手サイドとしちゃ結果オーライかもしれんけど、個人的にはもにょってる。奴が剥き身になる日を待ってる次第。 #あさが来た
そうか、昨日成馬さんが呟いてた「最近のドラマの作り手は”溜め”を作るのを恐れてる」ってのは、この辺にもかかってくるのかな。新次郎周辺は作り手にとっては「溜め」てるとこで、あさの商売人双六や山王寺エピをどんどん進めることで視聴者に「溜め」のストレスから免れさせるという #あさが来た
#あさが来た の展開のスピーディさは概ね好意的に受け止められてるようだが、裏返せば「溜め」を嫌う現代性ってことか。小さな伏線や展開と演出の呼応等、ディテールが拾われるのもSNS時代のドラマ視聴の特徴で、その分「溜め」への耐性とか、提供されていない部分には感度が低くなってるのかも
『下町ロケット』と『あさが来た』を見て、今の作り手は物語上の溜めを作ることを極端に恐れてるのかなぁと思った。もちろん前提として視聴者が待ってくれない。物語が停滞して登場人物がうじうじ悩んで停滞しだすと批判が増えるってのが結構、データとしてあるんだろうと思うけど。
溜めるべきところで、物語を溜めてないとサクサク物語が進んでストレスがないけど、全体でみると平坦でぬっぺりとした感じになっちゃうんじゃないかなぁと心配してる。
山王寺屋エピといえば、惣兵衛に自責させないためとはいえ、はつが「時代のせいや。新政府のせいや」とハッキリ言ったのが印象的だった。今朝、あさも五代に同じこと言ったけど、あさは今後、新政府の時代に乗って羽ばたくわけで。はつの「時代のせいや」の気持ちはどこに行くのか… #あさが来た
そっか、新次郎株爆騰を見てると、#八重の桜 のとき、尚之助が「理想の王子さま」的に人気沸騰してたときの寒々しい気持を思い出してるのかも。尚八重は(襄八重もだけど)血の通わない人形夫婦だったし、結果、尚之助って最後は作り手に扱いあぐねられて暴走したと思ってるからな私… #あさが来た
結局新次郎がヒロインというか本丸で、そこ溜めているところをモヤモヤさせないように視聴者の視線をそらすように(要は飽きさせないために)ヒロインや山王寺屋のパートをサクサク進めていると。まあそれはありそうだけど、個人的には新次郎は割りとどうでもいいので単なるサクサク物語だな。
(笑) ばっさりw >RT
今日の新さんはなんか良かった。はつ達を内緒で探してくれてたから、は勿論良いことなんだけどそこじゃなくて、「助けてくれ?あさが殺されてしまう?」の所。新さんはカッコ良く思わせ振りな事言ってる時よりああいう時の方が好き。 #あさが来た
>RT わかる。
あさ男性陣が女子ウケのツボついてるのはわかるけど、新次郎は「俺のやり方に黙ってついてこい」の亜種的に何も言わないし、五代には持てる者の冷たさを感じるので個人的には「本当は怖い乙女ゲー」だな。本当、五代さんはこれでいいんだろうか。
眩しい太陽の先をいくのが五代、それでできる影を見るのが新次郎、両方を見ないと「新しい朝」ではない、という話なのかなあとは思うんだけど。五代の傲慢さと新次郎の胡乱さが気にかかって「どこまで計算なのかわからなくてモヤモヤする」ってこういうことかー!!
「どこまで計算なのかわかんないもやもや」は、ドラマを見る際のドキドキワクワクでもあるんだよね自分の場合。このドラマはどういう計算でどういう方向性に行くのか、自分の好みと合うのか、合わなくても面白いのか、手合わせするような感覚で毎朝少しずつ見ていく感じが朝ドラの楽しみ。#あさが来た
んで、自分は「本丸・新次郎さんが剥き身になって人と向かい合う」日がくるのを楽しみに待ってる。朝から重いのはしんどいけど、飄々とかっこいいとか、素直でかわいげがあるとか、そういうばっかりじゃなくて、人と人とがぶつかり合ってヒリヒリざらざらしつつ生きてく姿が見たい。#あさが来た
という、「Twitterで内省」のお時間でした。
店が潰れ、かえってさっぱりしたような惣兵衛だが、新次郎を見て走って逃げた栄達や、あの性格の菊。上の世代は簡単には変われない。何より新次郎相手に始終伏し目がちだったり、着物の綻びを気にするはつを見ると、あの母の下で育ち卑屈ぎみに空気を読む癖のある惣兵衛はつらかろな #あさが来た
家を守ろうと気を張ってても、はつが今の身の上をどう思い、受け容れていくかだよね。そんな簡単に割り切れないし前を向けないもんだと思う。新政府を恨むか自分を責めるか、運命を呪うかしても全然おかしくない。そうならないためには夫婦の絆が必要だろうが、惣兵衛の中の劣等感が… #あさが来た
でも何もかも失ったときにふんどし姿で天秤かつぎカラッと働ける惣兵衛と、大八車ひとつひっぱれない新次郎という対比もあるんだよね。自分の旦那かもしれなかった新次郎。男前でいい着物を着て、優しく声をかけてくれるけど、己に商売の才覚があるわけでもない非力な新次郎をはつは見た。#あさが来た
新次郎さんは素敵だが、どんなに賢く懐が深く苦手な山道で人探ししようが、激動の世の中で骨身を削って生きる人たちとは、根本的に同じ土俵に立ててない。仕事しなくても(いくら情報収集してようと)遊興に精を出せるのも環境に許されてるから。本人はその欺瞞に気づいてそうだけど #あさが来た
大久保さんと並んで上座に座っていた今井のお父はんの大物っぷり! スピンオフは今井のお父はんの幕末維新ドラマでお願いします #あさが来た
お話があまりにも綺麗すぎて戸惑ってる。夜逃げから間もなくてまだ「渦中」ただなかの時期だろうに、あんなふうに穏やかに笑い、語れるのもはつの賢さや誇り高さ、人間力であり今井の子育てのすばらしさということなんだろうけど。ドロドロの修羅場が見たいってわけじゃないんだけど→ #あさが来た
→ 脚本は視聴者に余計なストレスを与えないことも意図しての展開だろうけど、それこそが今の社会なんだなと。今日のを見て「さすがはつ」「いいシーンだった」って絶賛のツイート群を見ても、「苦境にあってもこうあるべし」っていう自己責任論の応用編みたいな雰囲気を感じる。 #あさが来た
いくら前を向き頑張ってるとはいえ、あんな落差のある環境にいる姉夫婦を見た後で仲良く手を繋いで豪邸に帰る夫婦、彼ら的にはそうでもせんとやってられん切ない心境にしても、そのシーンを見て「すてきな新次郎さん、すてきな夫婦」って、感想それですか・・・、と。
酒を差し入れ仕事を世話するって、そりゃ何もしないよりはずいぶん実があるにしても、懐を痛めるわけでもない行為で新次郎さん絶賛、新次郎さん株また高騰っていう流れ、なんでそうなっちゃうのかな。新次郎は魅力的だけどなんかものすごく薄っぺらい評価をされてる感じがする。
零落して笑えなくなったはつ、あさには言わないでと頼んでさあ二人の姉妹はこれからどうなる→翌日にはあっさり新次郎が再会させてはつさんもニコニコ。タメがないにもほどがあるだろう #あさが来た
こっそり嫁から逃げた惣兵衛と、こっそり嫁についてきてた新次郎の対比w 新次郎は加子部屋の時といい、嫁の身の危険にナーバスなるようだが(ま、それが普通だがw)、昔の恋人か誰か、危ない目に遭った娘が身近にいたのだろーか? ともかく来週は2人の旦那の心の闇に迫る!ですかね #あさが来た
「身に危険が及ぶ」って障壁の最たるもので、仕事を避けてきた新次郎、惣兵衛夫婦支援のときのように自らを危険に晒さない範囲では働ける新次郎が、リスクをとってまで前進しようとするあさを支援できるかどうか、試されるときがくるのですな。 #あさが来た
自分とこの豪邸から、納屋に住み百姓仕事してる姉のとこに、よくへーきな顔して日参できる(そんな雰囲気だったよねw)と思うけど、既に加子部屋・馬小屋で寝泊まり経験のある主人公には「納屋で暮らす」こと自体が大した苦行だと思えないのかもしれないw だから炭鉱にも行くわけだ #あさが来た
TLの感想見てもやもやするなんて、ほんとSNS時代の弊害でしかないんだけど、でも私はテレビドラマ見ながら「今の世間さまってやつ」を感じるのが私の視聴スタンスでもあるんでしょうがない部分もあるんですよね。
そりゃ筆致に拙さ不器用さはあったとはいえ、「生まれ育った環境ゆえに“持たざる者”にならざるを得なかった歪つな人生」を描いた『まれ』のときのTLの冷たさも記憶に新しいので、「あさが来た」へ人々が向けている留保の無い好感は、妙に虚しく感じたりもします。いえ、私だってこのドラマ、すごく面白く見てますけども。次週は夫婦関係を踏み込んで描くようなので、期待しよう。