2015北京世界陸上、男女4×100mリレー!

4継リレー。

男子。なんか、今年5月の世界リレー選手権(?)とかいう、ボルトとかガトリンとかゲイとかもちゃんと出てくるようなちゃんとした大会で、日本は銅メダルを獲ったらしい。そのときの映像も流れて、興奮が高まる。今回のメンバーは大瀬戸、藤光、長田、谷口。5月は桐生が入っていたところに長田。桐生くんは怪我がよくなればリオでワールドデビューになるのでしょうか?! 予選1組め、日本はいい、いい走り、藤光速い、藤光めっちゃ頼もしい、いいぞいいぞ・・・ってなってたら3→4でバトンが詰まった! ああああああ。もったいなさすぎる、悔やまれる4位。ソヘイテン、チョウバイホウを擁する中国が決勝に進んだのには何の違和感もないが、おいおいおい3着ですよ!! しかもアメリカがレーンオーバー(?)したとかで失格になり、最終的には銀メダル。す、すごすぎる。

アメリカはトラック入りする前、全員で丸くなって、感謝と決意の祈りを捧げていた。朝原さん「アメリカが円陣組んでる姿なんて初めて見ました」。ブロメル、ガトリン、ゲイ、ロジャースは予選とまったく同じメンバー。1走、2走はさすが100m銅・銀メダルのコンビ、特にガトリン、なんか違うターボがついてるみたいに突き放す、「これで最後ボルトが追う展開になったら面白い」と、レース後織田さんが語ったのとまったく同じことを考えてしまいましたが、なんと3→4でバトンが詰まりまくり。おいおいおい! それにしてもボルトの加速もすばらしかった、最後は一人旅でジャマイカがWL。ボルトはこれで世界陸上11個めの金メダル。

 

女子。今回、個人種目で400mにしか出場していないアリソンパイセンがなぜか100×4リレーに出場します。しかも予選から! なぜ?うれしいけど。メンバーは男子と同じく予選と決勝はまったく一緒で、ガードナー・フェリックス・パルディニ・トッド。100銅メダルのトリ・ボウイを出さなかったのはなぜ? 体調イマイチ?バトンパスに難が? いろいろ謎な人選である。まあ、こちらはやはりキャンベルブラウン・モリソン・トンプソン(200銀)・フレイザー・プライスというメンツのジャマイカに利があり、ジャマイカの圧勝に終わりました。

でも、アメリカもシーズンベストだったし、100で5位に入ったアイエや、もうベテランのバブティステを擁したトリニダード・トバゴが入ったのもナショナルレコードで3位に入ったのもなんかうれしい。キャンベルブラウンやパウエルといったベテランも金メダルを得たのはすごくうれしいですね。2走にシパーズを起用したオランダは最終的に失格になってたけど、シパーズやっぱりめちゃめちゃ速かったです。

 

今回、リレー決勝では、いかにも中華風な赤い両開きの扉を開けて国ごとに4人で登場し、ボンボンを持ったチアガールズが両側からきゃいきゃい応援して、国旗の前でいったんポーズをとる、という珍しい趣向が凝らされたんだけど、これ定番化していくのかな? 選手たちも慣れてないのが面白かった。バラバラ~っと出てきたり、一旦停止しないでスラーと行っちゃうメンバーを同僚が止めてポーズしたり。

イギリス男子は、人差し指と中指を絡めさせる変形ピースみたいなポーズをそろって。中国男子は、親指を立てて「グッド」みたいなポーズ。ジャマイカ男子はボルトが考案したっぽい、両手のひらを合わせて眼を閉じる「ナンマイダー」のポーズ(彼の中でそれが中国っぽかったのかな?) そして、てんでバラバラに出てきたフランス男子、ジョグっぽく出てくるルメートルと、春日かよ!てツッコみたくなるぐらいやたらゆっくりマイペースで出て来るビコに超うけた。そろいのポーズも何もなし。自由の国です。てかこうして見るとルメートルって背が高い。