皐月の七 / サクことば 51 おしゃべりもりもり
●5月某日: 良い天気の日曜日。思いつきで糸島に行くことに。奮発して都市高速に乗り、スイスイと西まで行ったのはよかったが、市街に入ると、す、すごい混んでる・・・! なんとか海沿いへ出てからも、食事の店は開店直後から並んでいるところが多い。おそるべし、糸島人気! こうなると、「海のそばで自然を感じ、のんびり癒される郊外リゾート」というよりも、「わざわざ車を走らせて人ごみで過ごす休日」に近くなってくるなあ。
12時前になんとか某カフェレストランに滑り込む。私たちの直後からはもうウェイティングで、見る間に長い列ができていた。バイトの若い人たちって大学生かなあ。フリーターさんなのかなあ。どういう暮らしなんだろう。よほど近所に住んでないと、帰りにお酒は飲めないよね。休みはサーフィンかなあ。とか、このへんに来るたびに考えてしまう。
長いドライブでややダウンしていたサクもごはんを食べると回復し、嬉々として砂浜へ降りてビーチサンダルに履き替える。ただし今日は波が高くて、先月の遠足の時のように子どもにとって遊びやすい波打ち際ではなかったのが残念。なので早めに切り上げて、夕方前には帰りつく。勢いで網戸を掃除し窓も拭く。やると大したことないなって思うんよね。やるまでが長いだけでね。夜ごはんはちゃんぽんなど。2週ぶりの鉄腕ダッシュ、野生のハブの捕獲をやってた。すげぇアイドルやで・・・。
サクの服に名前を縫い付けながら『花燃ゆ』を見て(死んだ魚の目)、サクが寝たあとで夫と『天皇の料理番』先週の録画を見て生き返る。
●5月某日: 幼稚園、今日から本格的な午後保育の始まり。やっとだ。やーっとだよ!! さっそくお弁当。ごはん(のりまぶし)、ソーセージ、たまごやき(炒め玉ねぎ&ニンジン)、タケノコ煮、マカロニサラダ。2段の弁当箱に詰めた。家事雑事、午後まで幼稚園があると捗るわ~ といっても、13時50分には家を出て迎えに行くのだが。降園後、しばらく園のそばで遊んだあと、仲良しの友だちの家へ。
週明け、幼稚園のあと友だちの家に遊びに行って帰って来てから、息子4歳の喋りがノンストップ。園庭のどろんこ遊びの話、「くるま(手押し車)に砂をいーっぱいのせて、だれかが『石炭くださーい』っていったら、ななめにしてジャーッっていれてあげて、からっぽになったらまた砂をとりにいくんだー」
「きょうねー、りんごグループ(クラスの中での班みたいなもの)は、みんな、おべんとうにソーセージがはいっとった。さくたろうも、なおすけも、まさきも。やけん、りんごグループじゃなくて、ソーセージグループになっちゃうね」
(遊びに行った友だち宅での話)「さくたろう(自分)とNくんがあそびよったら、Nのおかあさんが、おこめ あらってた。さくたろうも、ちょっとだけいっしょにあらったよ。おこめのなかに、くろゴマみたいなのも入っとった。」
「あのねー、Yちゃんは、おんなのこなのに、ニンニンジャーがすきなんだって。しろにんじゃがすきなんだって。」(偏ったジェンダー観を植え付けないよう気を付けてはいるのだが、“女の子なのに” とか ”男やけん”とか言うようになってる。社会の刷り込みェ・・・)
そしてモリモリ集中してお絵かきをしていた。30分以上かけて計23台を描いた「しんかんせん だいしゅうごう」の絵をパパに見せたいと言っていたが、残念ながら夫は飲み会。はりきって遊んだ子どもは敢え無く眠りに落ちていったのであった・・・。