卯月の十一 / フィギュアスケート国別対抗戦

●4月某日: 朝、夫が「みんなで大濠公園行こうか、サクは自転車もってさ」と誘うが、なんのかんのとぐだぐだ言ってサクが乗り気でない。咳が出ていて体の調子がイマイチのようだ。とりやめて、私はひとりでランニングへ。通りかかった公園に案内板が立っていて、「この下には、旧石器時代弥生時代古墳時代とそれぞれの遺跡があります」と書いてありびっくり仰天する。

お昼は近くのラーメン屋さんで食べる。お会計がなんか安いなと思ったら、サクの分のラーメン単品が、夫のラーメン定食の替え玉扱いになっていたようだ・・・。ごごごめんね、そのまま払っちゃったよ。サクと夫はそのまま電車で天神に水筒探しの旅に出た。私は戻って、家事雑事、昨日の録音の聞き起こし。

夜ごはんは、揚げ春巻、トマトソースグラタン、わけぎの酢味噌和えなど。タロー&サクタロースペシャルである。サク、餃子に続いて、春巻きを包む技も習得した。フィギュア国別、ブラタモリアド街。赤ワインのあと白ワイン。

●4月某日: 家族でサクが最初に起きた。「おしっこいきたーい」夫がついていってあげて、そのまま起き出したサクに朝ごはんを作ってあげてる気配のすべてを、ふとんの中で感じてほっこりする(起きろよ)。読書が進む日曜日。夫とサクは、昨日、不調に終わった水筒探しの旅に再度出発。今日は首尾よく調達して帰ってきた。

夜、「行列…」の特番で鉄腕DASHの放送がないことに気づき、家族して嘆く。私「こうなったら、国別(フィギュアスケート)のエキシビションを見るしかないな!!」なにげに俺得であった。続いて、『花燃ゆ』を死んだ魚の目で見る(東出くんパートだけ生き返る)。

国別対抗戦を見て思ったのは、「フィギュアスケートやっぱり大好き!」ってこと。まぁ試合を見たらいつも思うんだがね。浅田、鈴木、高橋、町田、アボット・・・大好きだった選手が第一線を退いたのは淋しいけれど、世界のトップレベルの選手たちは皆そろってすばらしい。

波乱のシーズンを過ごした羽生さんだが、それでも、昨シーズンよりずっとずっとうまくなったように見える。SP・ショパンのバラード一番もFS・オペラ座そしてEXのタイムトラベラーも含めてすばらしいプログラムで、彼の魅力をあますところなく見られたように思う。バラード一番の静謐に伸びてゆく滑りは快感。オペラ座のファントムはニン違いかと思いきや、ことのほかハマっていたと思う。なんせ、さまざまな要素を決めたあとの最後のイナバウアーでの盛り上がり!! あの壮大さ・華麗さを醸し出せるのはすごい。タイムトラベラーは、どういう音楽(映画音楽)なのかよく知らないけれど、とにかく「切なさ」が味わえる。