神無月の九 / 『MOZU』 1st シーズン

●10月某日: 台風情報ばっかりチェックしてる。明後日は運動会。ぐぬぬ台風19号…なんとかもつか? しかし暴風域に入らなくとも、雨雲がきたらそれだけで運動会には困るからなあ。「連日の練習で子どもたちはとっても疲れているみたい。今日はもう、お友だちの家で遊んだりせず、早く帰ったほうがいいですよー」と先生。しかし、放課後になると妙に元気になったりするんだよね。結局、7,8人で2時間近く公園で遊んでた。夜ごはんは、刺身の盛り合わせ、鶏とナス・ピーマンの中華炒め、さつまいもと切り昆布の煮物。金曜日のビールがうまいー! 

9月後半になって、『MOZU』1stシーズンの後半をちょこちょこ見てた。今日見終わった。

最終回まで金がかかってた(空港ロケ!!)ことにびっくり。映画顔負けの絵作りと、最後まで貫かれた甘さ控えめ…というより無糖の脚本はドラマ界の中で異彩を放ってたと思う。みんな躊躇なく暴力行為や発砲に及ぶのがいい(ドラマだからですよ)。『JIN』ですらギリギリアウトかな、『新参者』になるともうダメだな、ってぐらいに思ってる私なので(とはいえ『あまちゃん』で号泣したりするんですけどね)、人情に訴えるセリフで誰かが改心するとか銃を捨てるとかいう展開がまっっったくない『MOZU』はホント有難かった(笑)。

ドラマでは役不足の役も多い小日向文世生瀬勝久が実力をいかんなく発揮してるのを見られたのも面白かったし(二人とも凄味があった)、顔芸やオーバーアクションで印象づけられる傾向にある香川照之の役者としてのすばらしさも堪能できた。長谷川博己は、もう「チャオ」が出たときの感慨ね! 「みんなが騒いでたのはこれか!!」っていう。あのシーンは編集して消さずに残しておきます。あー舞台出身の役者なんだな、ってのを、これまでになくヒシヒシと感じましたね。

中神ちゃんといい、ハードだけど、ネタになるキャラの多いドラマでしたな。有村架純ちゃんが元気だったころがすげー昔のように感じる…。真木よう子はこういう映画みたいなドラマにホントに似合うな、雰囲気がすごい。アクションもすごかった、エスカレーターでのアクションが忘れ難い! 倉木の暗さも良かった、最後まで泣かなかったのも。最後、居酒屋で大杉と笑いあうのは蛇足だった気も。

謎が残りまくりで2ndシーズンへ。これ、録画をためて、一気に見るスタイルの方がいいかもなーって思った。安直な一話完結もイラつくけど、あまりに謎が謎を呼びまくる展開も週1で見るのはしんどかったりする。あ、それから池松壮亮くんに触れないわけにはいかない! 私が彼を初めて見たのは『風林火山』でした(信玄の子役)。こんなことできる子だとは…! 新谷マジで怖かった、硬派なのは好きだけど怖いのは苦手なのぉ。