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NHK 『嵐 15年目の告白』(1)

テレビ

トップアイドルたる彼らは惜しみなく露出してくれるけれど、ライブでの姿での姿ってのは、(幸運にもチケットが獲れたか、あるいはDVDを買うか、どちらにしても)お金を払うファンだけしか見ることのできない特別なもの。まして、ライブのメイキングをや。だからこの番組は、それだけでお宝なのであーる! もちろん少量だけれどね。嵐の15周年 in ハワイ。SMAPの2011 北京コンサート。一番美味しいときに一番美味しいところを、天下のNHK様はちゃーんと撮っているのであーる!! あ、受信料払ってるんでね、うち。

人前に立つって、度胸と技量と責任の必要な仕事だ。慣れてなかったら、ほんの10人の前で2,3分喋るのだって相当ナーバスになっちゃうもんである。嵐のコンサートは何万人? そういうのを、もう何年続けてる? 曲順や立ち位置やダンスや段取りを頭に入れて、こなすのではなく魅力的に振る舞う。たくさんのスタッフを使って、たくさんの装置や技術を駆使して、たくさんのお金を動かして。

彼らは正真正銘のプロ。バックステージを見てるとすごくかっこいい。現地入りしてからのリハーサル。外国人スタッフとのコミュニケーション。ステージ演出を担当する松本潤の演出っぷり。機材を把握し、照明の色にこだわり、夕日の時間をチェックする。メンバーがコンサートの演出をするのはジャニーズの伝統で、このあたり、歌舞伎と共通するとこがあるので、NHKさん松潤と亀ちゃんの対談早よw

実際のライブ1日目で、二宮の腰にアクシデントがおきた。いわゆる、ちょっとギックリいっちゃったのかな。笑顔でハケてきた舞台裏、「ニノどうしたの」メンバーは気づいて、着替えたりしながら各々スタッフに尋ねてる。次の登場は5つの奈落から勢いよくせり上がるのに合わせて思いきり跳ぶ「ジャンプアップ」。応急処置を受けている二宮のもとに演出の松本が駆け寄ってきて言う。「できる?スライドアップでもいいよ?」 二宮は「だいじょうぶだいじょうぶ」。大野がやってきて「スライドにしようよ」。すると二宮「いい?」。その一言を聞くや、松本、周囲のスタッフに「スライドアップ! キューは自分で出す」と即通達。

限られた時間での無駄のないやりとりに痺れる。様々なアクシデントが起こるライブという舞台で、そのときにできる最大限のパフォーマンスをすることに彼らは慣れている。無理をするべき場面と引くべき場面がわかっているのだ。どこかで無理をしすぎれば、別の場面に歪みが出てくる。3時間くらいはあるだろうコンサートを破たんなく、優先順位を間違えずにやりきらなければいけない。そのための、メンバー間・メンバー〜スタッフ間のコミュニケーション。素早い判断。そして実行。5人そろって奈落でスタンバイした姿勢で、他メンバーに「堂々と立ってて!」と言い放つ松潤かっこええ〜! (つづく)