『マッサン』 第6週「情けは人のためならず」

八嶋さん、なかなか出てこないなー。

「世界戦争=軍需景気」、「戦争の終わった今は不景気」にたびたび言及してるってことは・・・このドラマの市井の人々は、次の戦争の時も、最初はそういうとらえ方をするのかな。戦地になった欧州からきたエリーだけが戦争の悲しみを知っているっていう・・・つらい。

土曜日、「情けは人のためならず」の実証日として大団円的茶番(笑 悪い意味じゃないです)が繰り広げられる中、最大の猿芝居として機能した「エリー、死んだふりをする」が軽くえげつなかった。エリー、ホントに先立ってしまうこと、もう1話で提示されてるからね…。

この日、すごく美味しそうな雑炊を作ったり、エリーのシュミーズ(と、懐かしい語彙を使ってみるw)を洗濯したりするマッサンが描写されたのも面白かったです。やたら「日本では」「日本の男は/女は」という枕詞を振りかざすまっさんだけど、実は家事はできるんね、それって明治生まれの男としちゃすごいことだよね。留学中に身につけたスキルかもしれんし料理=化学が得意なのは前のBKの悠太郎さんと同じなのかもしれんけど。

とにかくマッサンは掃除洗濯おさんどんのためにエリーが必要じゃなく、ただ愛し愛されて生きるためにエリーが必要なんだよね。そのことが美しく、そして遠い未来を思うとうっすらと悲しい土曜日でした。

・・・・え? 来週も無職?