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高橋大輔、引退

スポーツ

高橋大輔が引退会見を行った。どこかで心構えはあったけど、それでもなんかすぐには言葉にならんくてね。

フィギュアスケートファンを多くフォローしている自分のTLではもちろん、テレビや新聞等でもすごい報道だった。あらためてすごい影響力をもつ選手だったのだな、と。


この呟きをして数日たった今は、センチメンタルな気持ちは少しおさまり、代わりに猛烈に、高橋大輔の歴史を振り返りたくなってる。歴史っていうのは、「台頭〜大怪我〜バンクーバー銅メダル〜ソチへ」みたいなわかりやすい感動寄りのダイジェストじゃなくて、シニアデビューしてからの彼の(少なくとも競技用の)全プログラムを見たいってこと(できれば、我が家のパソコンでyoutube映像を見るとかじゃなくて、テレビの大画面で見たい!)。

全プログラムを時系列に、それがスケーターの歴史というもの。どんなスケーターについても、そうやって振り返ると見ごたえあると思うけど、高橋でそれやったら、もう、圧倒的だよね。

本来、高橋大輔の歴史って輝かしいものだと思う。超一流のアスリートというのは人格も突出しているものなので、彼の人柄や言動を振り返るのも意義深い。けれどまずはやっぱりプログラム、そして、そのプログラムがもたらした成績。そのふたつが、彼がどれだけ長いこと世界の第一線にいたか、尊敬すべきスケーターだったかを如実に示してくれるものだ。

この1,2年の羽生や町田の台頭が急激かつすばらしかったので、世代交代の印象が強く、高橋の「表現力」が語られるときは「成績以上の記憶」というイメージが想起されるけど、10年という長きにわたって第一人者であり続けた偉大さ、つまり「長い間、勝ち続けてきたこと」は、もっともっと語られてほしいなって思う。彼自身、きっと競技が好きだった面も大きいと思う。バンクーバーのあとの4年はその証左でもあるだろう。

高橋大輔の全プログラム、ノーカット振り返り。地上波のどこかでそんな贅沢な企画をやってくれたらいいのにー。版権あるのかな。

◆追記◆
引退の会見の言葉で印象に残ったのは、「いままで自分の人生に向き合って答えを出したことがない。誰もが社会人になるときに経験している人生の選択を、28歳になって、これからやっと、やっていく」のようなことを言っていたこと。

これは要旨としては、いわゆる「自分探し始めます」ってことになるのかもしれないけど、中田英寿さんが引退するとき「人生は旅」と表現した(笑)のを、高橋は「みんなはとっくに経験してることを遅ればせながら始めます」の雰囲気。横でお母さんも「これからちゃんとした社会人になってほしい」と挨拶。なんか・・・これだけの影響力をもつアスリートでありながら、この感覚。これが高橋のすごさのひとつだな、って思った。