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朔太朗的日常: 満4才3か月 その2 「資料萌えの血」

saku

●この夏のサク。木々が立ち並ぶ下では蝉の大合唱を怖がり、焼肉屋では脂から出る炎が怖がる。成長するということは、怖いものが増えることでもありますね。・・・てか、ビビり気味な性格ってだけですかね(笑)

●でも、お友だちと一緒だったら大丈夫なんだなー。幼稚園での夏祭り、最後の打ち上げ花火はけっこう豪勢で、年少では泣きだす子もいたんだけど、サクは私を求めることもなく、最後まで所定の椅子に座ってじーっと見てた。「こわくなかったよ」ですと。友だちと一緒だと出るパワーなのか、怖がるなんて恥ずかしいから頑張ってるのか? 

●けっこう、がんばる性格だなーと思う。子どもなりの意地というのかプライドというのか。周りを見てると、まだまだ3才4才だと、痛いとかケンカしたとか怒られたとか、ちょっとしたことでワーッと泣きながらお母さんに抱きつくような子は多い。サクは、外ではなかなか泣かない(家では泣く)。泣きそうになっても唇を震わせてガマンしようとする素振りを見せる。ワーッと気が済むまでその場で泣くようなのって、子どもにとって、気持ちの切り替え方の一つだと思ってて、別に全然我慢する必要ない、むしろ「泣いたら?」って思うので、「泣いたらダメだよ」的なことは言ってないはず。なんか本人の中に「泣きたくない」ってのがあるんだろうなあ。内と外も区別してるんだろうなあと思う。

●運動会の練習が始まってから、幼稚園では「手足を強くするために、たくさん歩こうね。自分のカバンは自分で持とうね」という話がよくあっていた。園バスがないので、自転車や車で送迎されてくる子も多いのだが、子どもたちは「あるく」と言い出し、園に着くと「どこそこからあるいてきた」「かばんもじぶんでもった」などと言いあうらしい。サクも登園途中、「ここからあるく」と言い出した。友だちのやってることが響くんだね。そして、幼稚園じゃないときも、本当によく歩くようになったし、ちょっと難しそうなアスレチックなんかにも果敢にチャレンジするようになった。

●仲良しの子と、もちろん仲良しなんだけど、ライバル意識もすごくあって、負けたくない。そんな気持ちが高じて、ちょっと素直になれないときもある。ちょっかいも出す。もしやこの子、大きくなったら好きな女の子に意地悪して嫌われるタイプか・・・?

●サクの中にはどうも「資料萌え」の血が流れている気がする。運動会は年少〜年長まで縦割りの3チーム制だったのだが、「縦軸:チーム」「横軸:学年」で構成されたチーム名簿表(姓名がひらがなで書いてある)」が大好きで、日々、身の回りに置いて、見て、把握につとめていた。クラスメート全員が何チームに属しているかはすぐに覚え、「きょう、いっしょに車の練習したのは、年長さんの○○すけくん。えーっと・・・」と名簿を探して「○○もと ○○すけくんだって」。 私が「そうだ、年中の△△ちゃんって何チームか知ってる?」と聞くと、「ぼくが さがしてあげる!」と嬉々として名簿をひらく。えーっと、だからぁ・・・文字はまだそんなに読まなくていいんだってばぁ・・・

●入園式、歓迎遠足、父親参観のクラス集合写真を久しぶりに出すと、それも穴があくほど見てる。半年前の入園式、なんだかみんな幼いクラスメートをひとりひとり見ていったあとは、「○○ちゃんのおかあさん、○○くんのおかあさん・・・」と母親チェック。次に、最上段に子どもと離れて立っているお父さんチェックだが、これは、わからない人もけっこういる(仲良しの子のお父さんのほか、幼稚園の送迎に来たり、夏祭りやら行事で絡んだことのある人は覚えている)。「えーっと、これは、だれだろう?」どうするのかなーと思って見てたら、父親参観の集合写真を取り出した。こちらは、全員、子どもをお父さんが肩車する形で写真に収まっているので、「父+子」のペアが一目瞭然なのだ。そちらでチェックして入園式の写真に戻り、「わかった! これ、○○たろうくんのおとうさんだ!」。正しい。

●地下鉄の駅にデザイン的なマークがついてるのを見るのもすごく好き。だから地下鉄の時刻表に乗ってる路線図が大好き。地ビール祭り的なフェスタに行ったときも、ひとつひとつの店舗にマークがつけられてたので、「このマークのお店探して」と親がリーフレットのマークを指さし、それを見てサクがテントにそのマークを探す…って遊びを滅茶苦茶楽しんでた(それをいいことに何杯も何杯も飲む夫婦)。

●チーム名簿にしろ、集合写真にしろ、マークの意味にしろ、そういう、網羅性と一覧性のある、いわゆる「資料っぽいもの」が楽しいのって、すごくよくわかるんだよね、私も子どものときからそうだったんだよね…。なんかちょっとオタクっぽいよね…。や、子どもはみんなそうなのかな。

●ま、そうやって、日々、小さな頭の中にいろんなデータベースがたくわえられていってて、それがピピッといろんな場面でつながるんだなーと思う。絵本を見てて、「うずら」が出てきたら、「うずら、これも、うずらだよ!」と、うずらが出てくる別の絵本を持って来たり。テレビでジンベエザメの特集が始まったら、飛行機の図鑑を出してきて、パパッと該当のページを開いて、「ほらほら、これ、ジンベエジェットだよ!」。あと、どうでもいいけど、私が夫に斉藤道三の話をしてたら(するなよ)、「さいとう ○○くんの、おとうさんのこと?」って言われました。

●「明日、川で釣りをしようか」という話が出た翌朝は、起きて一言目が「おはよう!さあ、きょうはさかなつりだ!」。遠足の日は、「きょう、えんそくいくよ!」。運動会の日を覚えていて、何日も前から「あと○つ」とカウントダウン。先のことを楽しみにする、って気持ちも強くなってきてる。

●「自然」に興味津々な日々。花や草、畑の作物や、魚や、虫。空、雲。そういうものにすごく興味を示す。テレビで見たがるのも「しぜんとあそぼ」や「鉄腕DASH」、「イッテQ」など。まあ鉄腕DASHは私も欠かさず見ていますね。夏休みに行った水族館もかなり楽しんでた。

●図鑑みたいなのにも興味を示したので、きれいな中古品を見つけたときに、「虫と、動物と、魚、花、どの図鑑がほしい?」と聞くと、「むし」と即答した。ダンゴムシやてんとう虫は幼稚園などにもよくいるし、バッタや蝉やカブトムシなど、夏は虫(の実物)を見る機会が多いので、ひときわ身近に感じたのだろうか。

●その図鑑、数日、ひとりでも熱心に見てたけど、しばらくしたら手に取らなくなった。「一緒に見ようか」と誘っても「いい。すきじゃないむしが のってるけん」と言う。「ん? 怖い虫いた?」と言いながらページをめくる。確かに、けっこうリアルで且つ趣向を凝らした図鑑で、私自身「きもちワル・・・」と思ってたのよね。蝶のページOK、とんぼOK、かぶとむしOK、せみOK・・・って感じで見ていって、「虫の顔の拡大特集」ってページになったとき「それ やだ!」と鋭い声。「こわくないよ、ほら」と言いながらページを顔に近づけてみると(悪趣味)、「やだーーーーっ!」と絶叫して泣かれた。謝りつつ笑いつつ、自分も小さいころ、虫のどアップ写真を見るのすっごく怖がってたこと思い出してた。