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葉月の十一 / 夏祭り

日々

●8月某日: 夫、試験のため7:30に家を出る。めっちゃ平日みたいな気がする。私のミッション(昼)は、夏祭りの夜店に出すきなこ団子作り。ノルマの100個+サクに食べさせる分。こんなに大量の調理(ってほどのレシピじゃないけど)をすることは、私には、まず、ないので、けっこうフーフー言いながら作った。不揃いな形に、性格と鍛錬の無さが如実に表れる。で、ミッション(夕)は夏祭り委員のお仕事。みんなが作って持ってきてくれた食品を集めたり、売り場を作ったり、やることはいくらでもある。基本的にエアコンもない(!)幼稚園なので、尋常でない汗をかいた。


(前日に西松屋で買った間に合わせの甚平。やる気のない親でスマン)

夏祭りは年長さん手作りのおみこし行列でスタート! 年長さんがおみこしをかつぎ、委員の父親たちが太鼓を叩きながら、園の近所を練り歩く。みんなの拍手や歓声に誇らしげな顔で歩き出す年長さんの姿に、うっかりすると涙が出そうになるので、あわてて別のことを考えたり。年少・年中も、手作りの団扇をもって、応援についていく。年少は、「わっしょい、わっしょい!」と楽しげに応援してる子もいれば、なんか状況はよくわからんけどとりあえずみんなと一緒に歩いてる、て雰囲気の子もいて、みんなとにかくかわいい。とにかく年少って、年長・年中に混じると小さくて、かわいいのだ。

(赤い法被のおばあちゃんが担任の先生です)

園に戻ると、夜店が始まる。手作り食品(ポップコーン、黒ゴマおからクッキー、きなこ団子、フローズンフルーツなど)、お母さんたちの手作りの手芸品やクラフト製品も、お父さんたちの手作りおもちゃも、それぞれ10種類くらいあったんじゃないかな。売り場は手作り感にみちていて、とにかく壮観! 「今どき親が手作りしてやるなんて」「しかもお父さんたちまで」「どんだけ負担の多い園なのか」って感じだけど、できあがったものを見ると、やっぱり感動的なものがありますよ。「苦手だから実家の母に丸投げして…」とかじゃないからね、すべて、園で「仕事会」の時間をもうけて、親が作ったものだからね。

年少さんは、始めにクラス全員で先生と一緒に売り場をぐるりと一周して何があるかを順番に見て行って、そのあと、10円玉8つを入れた財布を首からかけて、パパかママどちらかひとりが付き添って、買い物をする。「親が主導してはダメ、子どもに決めさせて」「これください、と言わせましょう」「うまくできなくても急かさないで」「予算を使いきったらもうお金は与えないで」など、親には事前に注意点が示されている。

男の子の園児たちはみんなそうなんだけど、お父さんたちのおもちゃを買いまくり。「パルコプター」(アイス「パルム」の棒でつくった竹とんぼのようなもの。すごくよく飛ぶ! わが夫はこの担当だった)、「ばね電話」(糸電話の糸を針金で作ったバネにしたもの。聞こえ方が金属っぽくて面白い!)、ペーパークラフトのカブトムシ(すっごく精緻)、木でつくったトレーラー(お店で2,000円ぐらいしそうな出来ばえ)、ヨーヨー、「食べ物もなんか買ったら?」という私の助言でやっとポップコーンを買った。途中で試験終わりの夫も到着。店番につく私と交代で、サクの付き添い役に。店番、面白いように売れるので本当に面白い(笑)。卒園生や、未就園クラスの子や、近所の子なんかも来てて、小さな幼稚園は賑わっている。おもちゃ等の仕事会でも、今日、団子つくりながらも、「こんなに大量に作って本当に全部売れるんだろうか」と半信半疑だったが、すべてのものがほぼ完売であった。爽快。

園庭での盆踊り中、売り場の片付けのあとお店の売上金を数えて、まとめていると、「ごめん○○(食品)のお金数えるの誰かお手伝いできる?」と切迫した声。園庭で、年長さんの太鼓が始まるので、年長クラスの委員ママたちが焦っているところだった。引き受けて、お金を数えながらチラチラ太鼓を見る。かっこいー。あと2年もするとこんなことするようになるんだな。と想像しただけで軽くおセンチになる。子育てって総体で見ると長いけど、やっぱりそのときそのときは一瞬だ。

最後は、お父さん委員たちによる打ち上げ花火。8月後半の19時半、けっこうな数と種類で、20分くらい上がり続けたんじゃないかな。年少クラスでは泣きだす子もいて、それがまたかわいい(笑)。サクは、先月、焼肉屋の炎と煙はあんなに怖がったくせに、みんなと一緒だとやっぱり大丈夫らしい。時々、私を振り返ってニッコリ。私もあんなに近距離で打ち上げ花火を見るって久しぶりで、なんかよかったー。「水で流す」ってよく言うけど、火が浄化するものもあるよなーと思った。

私の元上司=夏祭り委員長が終わりの挨拶を。連結範囲とか税効果とかを説明していた口が、子どもたちに「みんなー、なつまつりたのしかったかなー?」とか呼びかけるのを聞くのは何ともおかしく、人生って楽しいもんである。みんなでテントやら机椅子やら、モロモロ片づけて、園の講堂でワンコイン打ち上げ。夫婦して委員だったので(お父さん委員はお母さんよりすごく数が多い)、サクも参加する。お寿司やら、お惣菜やら、お菓子やらが用意してある。もちろんビールも! 盛り上がった、特にお父さんたちは、仕事会および当日の飲み会のために委員を引き受けているのではないかと思われたり(笑)。

21時、二次会は遠慮して帰宅したものの、急いで子どもを風呂に入れて寝かせ(というか、さすがに限界だったようで自分から布団に入っていった)、夫婦で「もうちょっと飲もうか」つって結局12時過ぎまで飲んでやんの。