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『HERO』 3-4話

ドラマ

群像劇を目指しつつ成功しない、ってドラマは山ほどある。シリーズ1ではその点、好調だった「BOSS」が、2になってさっぱりズッコケたような例もある。そこへいくと、このドラマの群像劇はすごい。極めてるなって思う。役者っていうよりやっぱり脚本演出だよね。濱田岳なんて、『軍師官兵衛』にもう30話近く出てるけど、『HERO』でのキャラの方がよっぽど立ってるもん。

3話での、検事と事務官のシャッフルとか、前シリーズレギュラーの大塚寧々がゲスト出演するとか、杉本哲太吉田羊が昔付き合ってた設定とか、杉本哲太の、ハリセンボン春菜であろうと思われる(笑)妻との夫婦問題とか、そういう「遊び」の部分も、浮かずに、むしろドラマを盛り上げる要素としてちゃんと機能してるんだよなあ。

ひとりひとりの役者の使い方を、ほんとよく分かってるよね! 4話ラストの次週予告で流れたマッチゲさんに大笑いしちまった。楽しみでならんよ。松重、正名、田中要次・・・顔面力の高い役者を複数そろえていても、くどくならないのも良い。あーでもどうなんだろう。このドラマの演出を「くどい」って思う向きも、いるには、いるだろうね。「1では良かったけど、13年経ってこの演出見ると、お腹いっぱい」っていう。

文科省と組んでるとかで、キムタクが分別くさーいセリフを言い始めたり、元ヤン北川景子(ハマりすぎ)を全力で守ったりし始めると、「あー、はいはい」って途端にシラーとしちゃう私も確かにいるのだけれど、それすら含めて、「ここまで王道エンタメを貫く志」ってのに、ちょっと脱帽しちゃうとこがある。キムタクへの敬意も芽生えちゃうってもんである。