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『HERO』 第1話

ドラマ

このドラマの良い視聴者になれるかどうか不安に思いながらも一応録画、一応再生。そしたら、一気に最後まで見てしまいました、初回30分延長をものともせずに。びっくり。

主要メンバーの過半数が入れ替わったというのに、この安心感はすごい。もちろん「変わらない主人公(後述)」や脚本・演出・劇伴の継続もあるけど、思うに、やっぱ、あのセットが秀逸すぎると思うんだわ、城西支部のオフィス。それぞれの検事室から出たり入ったり集まったりするあのセット。あれなくして、この群像劇はありえない!!

メンバーの入れ替えも絶妙だと思った。さすがにね、今の阿部ちゃんがあの位置に戻ってくるはずはないしね。大塚寧々は、うん、すごく好きなんだけど、今あえて大塚寧々でなければらなない必要もないし…。吉田羊さんも大好きな私だ。コヒさんと八嶋は、うん、残留メンバーとして適役。

個人的には勝村さんに是非残ってほしかったけどォォォ、まあ、濱田岳を入れるんなら(テレビで見る彼にはまだまだフレッシュ感があるので加入は良いと思う!)、バランスってもんがあるからね。アバンタイトルでのわずかな登場で超イラっとさせてくれたのが超うれしかった。さすがは勝村、爪痕を残すぜ。

マッチゲさんは、ほんっとに、いつでもどこでもいい仕事するなあ!! 北川景子は・・・まぁ、松たか子の後任なんて、誰がやったって荷が重いもんね。だからしょうがないんだよ。北川さんは北川さんで、あの役、ハマってる。けど、あの化粧、正しいの? ああいうのが今からくるの?

そう、お松さんがひたすら恋しいよー! でも、しょうがないよね。お松さん的にも今さら出るメリットないし、「久利生が変わらないのは許されても、雨宮が変わらないのは許されない」のが世の中ってもんよね(泣)。

んで、ここで「久利生は変わらない」ってのが、『HERO』であり、キムタクドラマなんだよなーって、思った。

40才になっても独身なのはもとより、茶髪で、ジーパンで、言葉遣いや態度は若者みたいで、トレーニングマシーンでのエクササイズにも、前と変わらないパフォーマンスを見せて。

そうやって、「変わらないから安心できる」ってのもあるけど、やっぱり、すんなり受け容れられないもんはあるよね、大人としちゃ。だって、あのドラマやってたころ新入社員だった私は今、35ですよ?!

結婚とか子どもとか以前に、やっぱり変わると思うんですよね、20代だった若者が40才になってたら。かっちりスーツ着ないにしても、髪は短くなってるかもしれないし、ジャケットくらい着てるかもしれない。上司の顔色を窺うようなオッサンにはなってなくても、初対面の若い事務官をいきなり「オマエ」呼ばわりはしないかもしれない。通販だって、めっきり、サプリメント系とかに傾いてるかもしれない。

そういう変化があってもおかしくないし、「そんなふうに、一見大人になったけど、でもやっぱり結局は久利生公平だよね」っていう、そういう方向には行かなかったのよね。この「HERO」というドラマは。それが誰の意向なのかとか、知る由もありませんが。

「どアイドル」だったキョンキョンが、30代になれば「すいか」みたいなドラマに出て、40代になってからは「あまちゃん」の春子とか、「最後から二番目の恋」の千明みたいな、年相応の役をやって、「変わりながら輝いている」一方で、彼は(このドラマに限らず、ですよね)こんなにも変わらないっていうのは、なんだかやっぱり、不自然だとも思うし、何よりすごくもったいない気がする。永遠のモラトリアムを生きてるみたいで。

カリスマだと思う、こんな存在感の人ってそうそういないと思うからこそ、自然に年をとっていってほしいし、年を取ることをポジティブに見せてほしいのに。

そこで気になるのは、やっぱり雨宮さんのことで、検事になったらしい彼女が、最終回付近で登場するのかどうか。本格的に登場するとしたら、これはもう、久利生と対決するしかありえないんだけど、別にカメオ出演でもいい。つまり、そこで明かされるふたりの関係は如何に、ってことですよ。結婚してたらいいなーと思う。事実婚でもいい(法に関わる仕事をしてる2人だからこそ、法に捉われない事実婚ってのも面白いかも)。そうだとしたら、すごく大きな変化だもんね!!