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『ロンググッドバイ』 第5話「早すぎる」

ドラマ

前回の感想で、「次回最終回だけど、謎解きにそれほどの衝撃はなさそうな気がする(笑)。」って書いたけど、あやのんが登場した瞬間、「えーーーーーっ!」ってなった私です、こんにちは。

保は生きてたんだ!! なるほど、なるほど!! でも、それが結末なら、このドラマの演出ってどうなの?! 原作既読の方はこれでご納得できてるのかしら? 

つまり、保は磐二が思っていたような男じゃなかったというか、つまり結局は原田の傘下で犬として生きてた、これからも生きてくわけよね。たぶん闇の、非合法な仕事とかするんだよね。なんというか、とどのつまり、磐二は裏切られてたわけよね。札束まで差し出されてさ。

もちろんそれは保が生きていくための手段であり、そういう地べたや「底」に生きる人は無数にいるのであり、本来は善良で、仲間のために爆発寸前の手りゅう弾(?)を投げ捨てることができたほどの男が、戦争や運命に翻弄されて「底」に生きる、磐二のようになりたいと願いながらもついにはなれなかった、その哀れさを体現した存在が保なんだってことなんだろうけども。

でもなんか、あの保との再会&別れを告げる磐二のシークエンスって、なんか、どっちつかずっていうか・・・保が生きてたってことで「ファッ!!!」ってなったものの、その後のふたりの対峙に、感情が盛り上がってこなかったのよねー。そしてさらにその後の、原田のポスターに「原子力推進」の言葉を載せたのはまだいいにしても、2020TOKYO のサインまで出したのは蛇足としか言いようがない。と思いました(個人の感想です)。めっちゃ、ムード重視のドラマなのに、なぜ最後がアレなんだ(笑)。

でもま、こういう贅沢なドラマ作れるのはNHKだからだよね。眼福でございました。綾野剛のヒロインっぷりを堪能できたし(笑)、浅野忠信をたっぷり拝めたし。最終回、冨永愛に「それで、いつ帰ってくるんだよ」の一言が色っぽすぎてヨダレだったんですけど、あれは何なんですか? 磐二は天性の女たらしだってことですか? それとも世志乃に特別な感情があるってことですか?!

保と亜以子の少年少女時代の演者に、綾野&小雪の面影がすごーくあって、感心しきり。そういうとこもNHKらしいこだわりだよね。あと、一話ごとにサブタイトルがついてるのもすごく好き。このドラマのサブタイトルは、どれも変化球で、すごくかっこよかったです。

あ、チャンドラーといえば「強くなければ生きていけない。優しくなければ…」だと思ってたんだけど、あの名台詞は、この作品じゃなかったのね。最後まで、いつ出るか、いつ出るかと楽しみに待っていた私www