東方神起「TREE」ツアー 6/4 マリンメッセ福岡

ついに私にもこの日が。トンペン=東方神起の大ファンの友だちが、熾烈な争奪戦を潜り抜けて獲ったチケットを持って誘ってくれたのである。すっごく良かったよ〜! 以下、覚書。

  • 18時開演。天神から17時45分ぐらいの臨時便(バス)に乗ったら余裕で座れた。会場に着くともうほぼ満席。おまいら、仕事休んで来てるなwww 
  • 95%超が女性って感じです。老若女女です。
  • とにかく、公演時間が長い!! ほぼ定刻に始まり、アンコールが終わるのは22時という、3時間半のライブ!! たっぷり30曲近く!! これで9,000円って、かなりお得感あるんじゃなかろーか、と歌舞伎を知っている者としては思う(笑)。そらみんな、何公演も行くわけだわ。
  • 最近の3,4枚のアルバムはよく聞いてるわたくし。7-8割が知ってる曲だった。ニューアルバム「TREE」からはもちろん全曲(だよね?)。残りは、ツアー用のユノ / チャンミンそれぞれのソロ曲、シングルのカップリング曲、5人時代の曲。
  • さすがにお金がかかってる! 火を噴き、水が立ちのぼり、リフターが自在に動いてセットに階段や舞台をつくり、金の紙吹雪が舞う。
  • 2人はすばらしいポップスター! 「東方神起? ああ、K-popのアイドルね」ぐらいに思ってる人(私もかつてそうだった)に、ほんと見てほしい!! 
  • 曲ごとの振付やフォーメーション(日本語詞も)を完ぺきにこなすのはもちろん、カチッときめる部分と、ウインクしたり、指をさしたり、ジャケットから肌をチラ見せしたり(笑)と見得を切るような部分、そして、ナチュラルな表情やかわいい笑顔・・・その配分がすばらしい!! ったく、ニクいぜ!! 観客は彼らの一挙手一投足にメロメロ。
  • 年齢やキャリアからいって、ユノがお兄さん(リーダー)でチャンミンがかわいい弟、って感じの2人。ライブでも、そう。チャンミンは割と盛んにボールを客席に投げ入れたり、カメラ(スクリーン)目線でニッコリしたりする。ユノはみんなを煽ったり、コメントも先に言う。
  • とにかくユノのエンターテイナーっぷりにメロメロのわたくしである。3か月前くらい?に割とひどく足を怪我したと聞いていたけど、知らなければまったく感じないくらいのダンス。私は2階最高列にいたので、アリーナとはいえまあそこそこ遠いんだけど、彼のダンスがキレッキレなのは肉眼で分かる。指先、つま先、唇の端までエンターテイナー。自由自在に動かして観客を恍惚に導く。
  • セクシーで自信にあふれているだけじゃなく、ものすごく誠実なのが印象的だった。少しの手抜きもない、少しの疲れも見せない、それはプロとしてはあたりまえなんだけど、もはや献身といっていいぐらいに、この1公演にすべてを投じてた。これを、すべての公演でずっとやってるんだ、そう思うとき、舞台俳優やライブアーティストに、私たちは畏敬の念をいだく。そして何度も見に行きたくなる(笑)。
  • これだけのステージを見せて、ふたりはまだ20代である。もちろん若々しいけれど、それ以上に洗練された、完成度の高いライブ。彼らの下積みや努力を想像せずにいられない。
  • ふたりは20代でも、トンペンは30代、40代、50・・・(以下略)である。曲の合間の映像なんかのときに随時座ってはいる(みんな、示し合わせたようにサッと座り、サッと立つ。さすが日本人、そしてリピート客がどれだけ多いか、ってことだろう。お作法がすばらしい笑)ものの、それでも後半になると、足腰にくる。そのハードさを、会場全体で共有するのもライブの醍醐味である。
  • アンコール「OCEAN」、いちばん疲れてるはずのステージ中央のふたり。「もっともっとまわして! もっともっとジャンプして!」繰り返し煽りながら、ずーっとジャンプして、動いて、踊ってる姿。ほんとうの最後の曲「Good bye for now」の最後の最後まで、スキャット大合唱を(変な顔・変な声を交えて)導いてくれた姿。バンドメンバーやダンサーたちとの熱い抱擁と握手。いろんなスタッフたちへの感謝の言葉、そして長い長いお辞儀。忘れない。ポーズ(演技)があるのかもしれない、それでも、「これはきっと彼らの本当の感謝だ、情熱だ」とこちらに思わせるのが、ポップスターの偉大さなんだよ。
  • 私はポップスターが大好きだ、と再確認。知ってたけど、本当に、心の底から今日も思った。彼らの覚悟と背負うものはハンパじゃないよ。私はそのすばらしさを人生を賭けて!(大げさ)語っていきたいと思いますね。


  • アイドルだと思ったら彼らの歌唱力は超絶。ダンスユニットとしてもかなりうまいし、曲も凝ってるものが多い(曲は韓国曲のほうが良かったりするけど)。の割に、会場の音響が悪かったのにはびっくりした。こんなもんか? メッセ久しぶりだったけど、これまでメッセで見てきたアーティスト(ドリカム、安室、B'z、福山・・・ってアタシけっこう有名どころ見てんなwww)の中でも断トツ悪かったと思う。
  • これは予算の問題なのか(なんたって9,000円にお得感が)、やはり彼らにとって音質は二の次なのか、それともあまり音を良くしすぎるとかえって困るということなのだろーか? 彼らは踊り続け歌い続ける。そりゃやっぱり、歌に集中するアーティストよりは、息は切れるし消耗もあろうて。
  • ダンスはユノ、歌はチャンミンというなんとなくの役割もあるけれど、生で聞くとユノの歌もすごくいいなと思った。ボーカルもダンサブルなのね。歌にリズムがある。チャンミンのボーカルは、なぜか時々音痴に聞こえるときがあるのは気のせい? でも彼のハイトーンはやっぱり絶品。「Humanoids」で、生「Everybody makes some noise!!!」を聞いたときはゾクッとした。
  • 基本、ダンス曲3曲、バラード2-3曲、って感じで進む。アルバムで聴くとバラード曲は「いかにも安いJ-バラード」って感じがして(個人の感想です)鼻白むことも多いんだけど、ライブで聞く「Cheering」や「I Love You」すごく良かった。「B.U.T.」やっぱり盛り上がる。レッチリがライブで「Give It Away」やったときの感じを思い出した。
  • 評判が悪いらしい(笑)ユノのソロコーナーだけど、私これすごく好きだった!!これのためにDVD買っても良いぐらいだ。まずスタンドマイク姿が新鮮なんだけど、ユンホともなれば、さすがスタンドマイクプレイも堂に入ってるわけですよ!! この1曲で、「ベスト・スタンドマイクプレイヤー」に認定。(ほかには沢田研二THE WHOのボーカルであるロジャー・ダルトリーなどがいます。) '80年代ふうのダッサい曲がまたいいのだ! 
  • スリスリからHumanoidsまでの後半5曲は怒涛! スリスリとsomethingの間に、ダンサーも交えてミュージカル風の小芝居(セリフや歌はない)が挟まれるんだけど、結構な長さなのに、これがまた2人ともうまいんだ。大盛り上がりだった。
  • 映像では、一番最後の、コミカルなやつが超かわいかった。たくさんのチビユノとチビチャンミンの行進・・・それを先導するユノ&チャンミン・・・かわいすぎる・・・!