卯月の七 / 入園式

●4月某日: 今日のよき日、サクが幼稚園に入園した。少し曇っているけど、穏やかで良い天気。ちなみに桜は既に散り果てている(笑)。サクの幼稚園は「制服という名の体操服」のような制服で、しかも「私服でもOK♪」というおそるべきユルさなのだが、とりあえず入園式なので制服を…。すんなり着てくれてよかった。家族3人で登園。入園児の半分ぐらいはプレクラスで一緒だったのだが、そのころからおなじみの先生やママさんたちが、今日はみんなとても綺麗な格好をしているのを見て、「ハレ」の日だな〜としみじみ思う。カバンを受け取り、名札をつけてもらって、ひとりひとりに割り当てられた靴箱や棚、タオルかけの場所を教える(名前の横に彼/彼女専用のシールが貼ってある。車とか、猫とか、ひよことか…)。

年少クラスの部屋からママ(またはパパ)と手をつないで講堂に入場して、子ども前/ママ後ろ の2列になって椅子に座る。簡単な手遊び歌に続いて式開始、園長挨拶、職員紹介、そのあと、先生たちによる人形劇があって(上手)、記念写真撮影をして式はおしまい。上の子がいるママに聞いていたとおりのシンプルな式で、けれどこの園らしいシンプルさとかわいさで良かった。3歳児の集合写真撮影に時間がかかるのはどこでも同じだろう。サク、カメラマンに合わせて自分の手で作ったカメラのシャッターを繰り返し切っていたが、ちゃんと写ったのだろうかww それから年少クラスの部屋に戻って、担任の先生(プレクラスでおなじみの先生だった)がちょっとだけお話をし、出席ノートなどを配り、ひとりひとりに入園おめでとうのメダルをかけて、みんなでさようなら。サク、式の間は終始いい子にしてたが、クラスの部屋に入ったあたりからソワソワしたり、率先してメダルをもらいに行ったり。

事前には、「感無量で泣いちゃうかも」なんて想像してたけど、全然そんなことない自分にホッとした。子育てにはたくさんの感動があり、そのひとつひとつを大事にしたいとは思うけど、あんまりウェットにいきたくはない。ちなみに夫もウェットとは程遠い性格。

夜は入園祝いと称して家族飲み〜。どの店にするか決めてなくて、夫とふたり、相当迷った。歓送迎会シーズンで、電話で3軒くらい断られたり。ついに、「あそこ行ってみるか!」と家のすぐ近くの外観は特にパッとしない居酒屋にやけっぱちで飛び込んでみると、これが最高にアタリだった。刺身盛り合わせはどれもキラキラしてるし(穴子の刺身まで入ってる)、サラダや鶏竜田揚げのような定番メニューにもひと工夫してあってすごく美味しい(お酒にもあう)。とにかく、魚の良さが特筆モノだったわ〜。イカの一夜干し、ジグロの塩焼き、芝エビの唐揚げ。冷でいただいた辛口の日本酒も最高…!

●4月某日: あれまぁ、チクとお酒が残っているわ。サクもなんだかすごく寝坊だが、こちらは起きると超パワフル。ものすごく元気な声でものすごく喋る。私たちは交代で昼寝。読書も進む。夫が、「モツ煮込み・野菜もたっぷり」を作ってくれたが、今日はお酒は軽めに。特番のため、「アド街ック天国」の放送がないことに、夫がひどくがっかりしてた。ちょうどよかった、じゃあリアルタイムで「弱くても勝てます」を見ようじゃないか。サクが寝てる時間に「MOZU」を見ようと思うのだが(起きてる時間につけたら怖がりそう・嫌がりそうなので)、なかなか時間がとれない。うう〜しかも初回は2時間か…。