朔太朗的日常:満3才10か月 その1〜 園児に

写真: わっけわかんないでしょうが入園式のひとコマです

幼稚園児になった。入園後の様子は、[日々]カテゴリで記録していてこれから徐々にアップしていくが、ここでもまとめておこう。

入園前の説明会で「そんなことじゃ幼稚園で困るよ/怒られるよ/恥ずかしいよ」などの脅迫(笑)はNGワードと言われていたし、あまり「先の不安」を煽るようなことは言わずに入園に臨んだつもり。ただ、3歳児にも心の準備というものがそれなりに必要だろうと、入園数日前から、「○曜日が入園式だよ。パパも一緒に行くよ」「今までは、タンポポ組(プレクラス)だったけど、入園したら、○○組になるんだよ。かっこいいね」「入園したら、毎日、幼稚園に行くんだよ。土曜日と日曜日は、お休み。パパと同じだね」など、さりげなーく説明。サクは妙な顔をしていた。

入園式では、ふだんのプレクラスとはまったく違った雰囲気を感じ取っている様子ながらも、緊張しすぎるほどでもなく、人形劇を楽しんだり、カメラマンの真似をしたりしてた。

担任は、プレクラスのときの先生になった。この方はなんとアラ還の大ベテランである。もちろん頼もしいことこの上ないのだけど、若い(?)母親にとって怖い存在というわけではなく、むしろ私たちにもすごく優しい。かといって「優しいおばあちゃん」的ではなく、なんかすごく面白い。この先生による子どもたちのあらゆる形態模写は、既に確立された芸である(笑)。子どもたちもみんな超なついている。先生は一年じゅう、裸足。室内で、という意味ではない。園庭でも、毎日、裸足で、泥まみれになる勢いで、子どもたちと遊んでいる。

この先生に限らず、園では、「園では、どうしてそういう方針なのか」「どうして親にそれを頼むのか」など、都度、ちゃんと説明があるところが有難い。「集団生活のスムースさや規律」を優先するようなことは、まず、ないし、「ひとりで着替えや排せつをできるように/好き嫌いのないように/先生の指示に従えるように家でしつけてきてください」などという依頼も、ない。むしろ「そういうことは入園して、みんなと過ごすうちに、徐々にできるようになっていくものです。それを支援していくのが園の役割です」て感じ。このユルさ、子どものみならず、親にとっても天国であるww

園バスがないので送り迎えをしなければならない。うちからは自転車で10分ちょい。今は雨さえ降らなければ良い季節。雨風と暑さ寒さは大変だと思う。でも、バス通園でない良さは確実にある。園での子どもたちの様子、先生の接し方などを毎日見ることができる。「わざわざ電話やメールして聞くほどではないけど…」というちょっとした質問なども、先生やママ友に聞きやすい。親同士がみんな顔見知りになる。子ども同士がケンカするなどトラブルもいろいろ出てくるだろうが、そのときに親がもともと世間話のひとつでもしたことがある仲かどうかというのは、けっこう違いがある気がする。