卯月の二

●4月某日: 夫、朝イチで病院へ入る。腸のポリープをとる手術。本来、すぐとる必要のない程度のものだし、良性であることはわかっているので、さほど心配はせずに送り出す。サクと昨日の緑地でしばらく遊ぶ。絶え間なく桜吹雪を降らせている立派な大木から少し離れて、平成21年に植樹されたとある若い桜がある。毎年、気をつけて見ることにしよう。昼ごろには終わるといわれていた夫の手術、長引く様子。長引くというのは間違いか、始まるのが遅くなる様子。予報通り、雨も激しく降り出した。結局終わったのは16時。サクはその少し前に寝てしまっていた。夫、元気そう。よかったよかった。夜ごはん、きびなごの素揚げ、豚バラと野菜の重ね蒸し。蒸し野菜がたっぷり食べたい気分だったので。この数日、夫にが野菜を食べられない身だったので、なんとなく気が引けて、私も「ブロッコリー&トマト」とか「ほうれん草おひたし」とか単純なメニューばかり食べていたのだ。

フィギュアワールドのエキシビション、録画をようやく見始める。鈴木明子コストナー、すばらしい。ふつふつとみちる感動が、小塚の「Bang Bang」が始まったときに涙になって溢れた。このバンバンしかり、浅田のスマイルしかり、チャンのステッピンウィズアウトベイベー然り、EXって、明るいプログラムほど泣けてくるとこがある。

●4月某日: 朝9時、ひと晩病院に泊まった夫から「今から帰ります」とメール。え、早ッ! なんとんく焦るわたくし。果たして洗濯も終わらないうちに、夫、帰宅。8時半に出勤してきた先生に「どうもないですよね? じゃ、帰っていいですよー」と軽くいなされ(?)たらしい。育児サークル、新年度の1回目。サクが入園するので、私たちは今年度のメンバーではないのだが、入園式もまだだしおヒマな人はどうぞーという今年の代表さんのお言葉に甘え、のこのこと参加だ。昨年度に比べると人数は減ったけど、一時は存続の危機かもというぐらいだったので、無事に今年度も始まったのはうれしい(夏休み中とかはまたお邪魔しようと目論んでいる)。終わってから、備品キャビネットの整理。数年間「使うかもしれないし」とためこんでいた古い画用紙やら絵具やら小分けバッグやらを思い切って処分することにする。はー、捨てるってスッキリするわね。自分の家でもないのに。午後は家族そろって昼寝。週末だけどアルコール抜き。