如月の十一 / 男子代表3人生出演

●2月某日: 男子フィギュア後、6時半に布団に入って2時間半ほどで起床。36分、6kmほど走る。調子、良い。なんか私、結構元気っつーか体力あるかも。それとも、まだ興奮が続いてる状態なのかしら? 夕方、家族で散歩がてらスーパーに。いつも土日はごはんを作ってくれる夫(世間的に見ると神夫だよね)が「なんか今日、料理やる気ないなーって思ったら、きのう頑張りすぎたんだー。燃え尽き症候群だー」とうなだれている。そうそう、金曜日なのに天ぷらとか揚げてくれたもんね。しかし実際台所に立つと「やり始めたら、めちゃめちゃやる気出てきた」ともりもり作っていた。「あー、人間って、行動を始めるとやる気スイッチが入ってやる気成分が分泌されるらしいよ、脳科学的に。だからやりたくなくても体を動かした方がいいらしいよ・・・って横から口出すだけの私って最低ね、あははー」今夜も美味しくいただきました。星3つー! 

さて、スポーツの圧倒的なリアリティの前に、ドラマもバラエティもほとんど見る気にならない。今夜もテレ東の「オリンピック前半ハイライト」的な番組を見ていると、おおっ! 戦い終えたフィギュア男子選手生出演。しかも羽生だけじゃなく高橋・町田と3人そろってるー! で、東京のスタジオには織田信成! 「おつかれー!おっつー!おっつー!」と超ハイテンションでソチの3人に両手を振りまくり、超フレンドリーに「ゆづ、プーさんはソチ入りしてたん?」とか「たつき、こっちでは逆バレンタインが流行語大賞にノミネートされる勢いよ。あっごめんちょっと盛りすぎた」と話しかけた後、「大ちゃん・・・」と声をかける。「おつかれ。だめでしたー。やっちゃいました」と冗談めかした口調で高橋が返すより早いぐらいに、号泣しだす織田くん。「ごめん、大ちゃん、大ちゃん・・・」と泣きじゃくる織田に「ちょ、俺、泣かれへんやんwww」と笑いながら、高橋の目もうるんでいるように見えた。もちろん私の涙腺は決壊。「関大での練習も見てて、大丈夫かなって思ってたから・・・ありがとう。今度、焼肉、食べに行こう・・・」「うん、のもう」だーーーーー、こいつらーーーー(泣)。なんか、私も、試合が終わってから初めて、ここで泣けたような。

●2月某日: すげーーー寝たーーー。8時にトイレに起きると、夫に「葛西が銀を獲ったよ。(ダイジェストで)もうすぐ飛ぶよ」と教えられたが、「へーすごいねー」と答えただけでまたまっすぐ布団に戻っちまった。フィギュア男子2日間見て睡眠不足というのもあるが、試合の終わった虚脱感も…。覚醒してからちゃんと葛西さん見ました。彼のこと、「すごいベテラン」ぐらいにしか意識して無かったけど、なんかすごく嬉しい銀メダル。私の年齢だと、リレハンメル→長野へのジャンプ団体の物語はとてもよく覚えていて、長野の金をもってすっかり完結していると認識しているものなんだけど、どんな現象も、やっぱり一面的なものなんだなーと思う。葛西にとってはそのあともずーっと物語は続いていて、今、16年越しの結果が出たのだ。ほかの誰かの物語もきっとたくさんある。フラワーセレモニーで名前を呼ばれて、マリオみたいにびよーんと高く垂直に飛んで台に飛び乗ったのがすごく素敵だった。金・銅のふたりと身長・体格もほぼ同じくらいで、堂々として見えた。ほとんど見る気になれなかったけど「官兵衛」は一応、見る(←結局好きなんだよねw)。