師走の十九

●12月某日: 朝、今年の走りおさめ、9.2kmってとこか。昼は近所で食べる。ちゃんぽんとチャーハン。走って消費した分をすぐさま補充してやったぜ・・・・。てか、私、今月4回目のちゃんぽん。まったく飽きない。午後、サクの入園を見越してお弁当箱を入れる袋を作る。今月2回作ってみた巾着の底に、マチを作るってこと。なんとなくそれっぽくできたー。まずは、今現在すでに弁当男子である夫に進呈。試作品を押しつけたわけではありませんったら。テレビは今夜もあんま見るもんがない。レコ大はザイルさんだった。恋チュンを破るってマジか。さて今夜の事件は「サク、夢見悪すぎ」。それは日付が変わる直前、すやすやぐっすり寝ていたサクが突如、ふえっふえっ言い出す。顔をしかめ、足はバタンバタン。あーこれは悪い夢見てるね。ということで肩やら胸やらをとんとん叩いて、「サクちゃん、夢だから大丈夫だよ。パパもママもここにいるよ」と声をかける。が、それが火に油を注いでしまったかのように、どんどん激しく泣き、暴れだすサク。本気で起こしにかかる。電気もつけ、抱っこする。嫌がるサクはますます狂暴化。もはや絶対窓は開けられない、ってレベルで泣き叫び、全身を激しく波打たせる。てか、そこまで激しく抵抗するなら起きろや、と思うのだが、ぜっっったいに目を開けないまま、涙だけがあとからあとからこぼれる。我を忘れて泣きすぎて呼吸困難になってきたのか激しく咳き込む。えーっと、もう10分以上経ってるよね? 呼びかけが全然通じず、目を開けない姿がだんだん不安になってきて、あと5分この状態が続いたらきゅーきゅーしゃ呼んじゃったかも。しかし何とかそこでお目覚めのサクさん、しばらくしゃくりあげ続けながら呆然としていたが、「水飲む?」と聞くと頷いてコクコクと飲み、「おふとんにいこうか?」と促すと自分の足でスタスタ歩いて戻って、さっさと布団に入るとニッコリ笑って「でんき けしたら?」ですって。たはー。サクはおっぱいやめて以来、ほとんど夜泣きしない子なので、驚きだった。

●12月某日: サク、ゆうべの大暴れについてはまったく記憶にございません状態。昼ごはんに在庫一掃パスタを食べた後、義実家へ移動。福岡はとてもあたたかい大晦日で、家を出るときは「ダウンなんか着て脆弱夫婦に見えてるだろーなー」と思ったものの、篠栗に到着して車から降りた瞬間「さむっ!」切られるような空気。しかし義母には、「今日はあったかくて良かったわねー」と迎えられるのであった。甥っ子を含めて6人での年越し晩餐は、夕方5時から開始された。紅白が始まるころには、すでに出来上がって一次会を締めている状態であるw まあせっかくの大みそかなのでそのあとも休憩をはさみつつみんなでちびちび飲む。22時、年越しそばをいただく。私は内心超楽しんでいたのだが、義母は「昨今の紅白は云々」とたいそう、ご不満。すんません、あまちゃんコーナーなんて半泣きでしたw 綾瀬はるかの熱唱はお風呂の順番で見逃し、AKBのときは「この人たち見たくない」とチャンネルを替えられて(清原と村田が対決してたww)優子の卒業宣言を聞き逃す。いいもんいいもん自宅で録画してるからー。日付が変わっても鳴り響き続ける南蔵院の除夜の鐘の音を聴きながら眠りに落ちる…と、サクが今夜も小さくフギャフギャ言い始めた。足もパタンパタン。こ、今夜も繰り返されるのか…! と超びびる。大事に至る前に早めに起こすか迷いつつも、なんとなく手を出しかねてしばし見守っていると、終息した。えがっだー。