師走の十三 / 全日本フィギュア

●12月某日: 午前中、はっしるー。今夜も飲もうとしてるので運動にも気合が入ります。夫とサクはふたりで博多駅新幹線ホームへ。時刻表をチェックして発着する乗り場を行ったり来たり。お姉さんに新幹線カードをもらって帰ってきてた。午後は昨日に引き続き、手芸。巾着袋にチャレンジ、ちくちくちくちくちくちく。やっぱり2時間ぐらいかかったけど、できたー。これはランチョンマットよりはちょっとした「作品」で、なんだか充実感のようなものがある。巾着は、ひもを通すところ以外は縫い目が隠れるのでいいですねw 日曜日の新聞書評欄。伊集院静正岡子規小説「ノボさん」、面白そう。このブログでも長々と感想(をすでに逸脱したもの)を書いた「社会の抜け道」も紹介されてた。でも、正直、その書評読んでもあんまり面白そうに思えなかったんだけど、もしかしてそれが妥当な評価で、その程度の本ってことなのかしら?と我に返った私(笑)。今日は白ワインのあと、いただきものの日本酒を冷で。お・い・し・い。

全日本女子SPは好演技連発でとっても楽しい。安藤さんへの会場のあたたかさに感動した。今井、村上となかなか実力を発揮できてこなかった選手がノーミスで個性豊かに滑ったのもうれしかったし、あっこちゃんの「愛の賛歌」は名プロ。もちろん真央さんの「ノクターン」もそうだが、本当にあとは3Aだけなんだよねえ…。

打って変わって男子FSでは涙、涙。高橋、何かを求めるように前に伸ばした右の手のひらが鮮血に染まっている! 4T転倒の際、ブレードで切ったらしい。回転不足、すっぽ抜け、トリプル予定がダブルに・・・・それでもひとつひとつの小さなターンが、首や上半身の動きが、どこまでも情感にみちてる。そしてフィニッシュした時の表情…。長いスケート人生とそれを支えてくれたみんなに感謝をあらわし、フィギュアスケートへの愛と祝福を謳うこのプログラムが、なぜここで、こんなふうに、涙で演技されなければならないのか。残酷すぎる。心がざわめきすぎて、インタビューは当日にはとても見られなかった…。ひとり旅の羽生、強い思いで2位をつかんだ町田、実力を見せて3位に入った小塚、すばらしかった。