神無月の十一

●10月某日: 午前中、幼稚園プレクラス。迎えに行って、小さい子たちがわやわやしている中に我が子を見つけるのがかわいくて仕方ない。同時に、よそのお子さんたちを観察するのも好きで、ちょっと園庭の年中・年長さんたちの様子を見ていたら、プレクラスの子たちが部屋から出てきてた。一列につながって「しゅっぽ、しゅっぽ」と言いながら廊下を別室まで移動していく中にサクを探すが。いない。ん?と思って振り向いてみると、先導する先生よりも先に行く勢いでシュッポシュッポやってた。普段から公園でも電車ごっこをしているからなおさら、こんな大人数での連なりに興奮するらしい。さて、ここ九州では、連日、JR九州の豪華寝台列車ななつ星」の報道が続いています。いま、第1便が運行中。なんでもひとり最低30万円とかのお値段なのに、すでに何か月も先まで予約が埋まっているという。乗客は1度に30人までで、年間でも売上5億円程度だから、会社の収益に直接寄与するってもんでもないんだろうけど、それ以上の投資効果があるっていうことなんだろうな…。しかしすごい話。

●10月某日: 午前中、育児サークル。ハロウィンのちょっとしたイベント。画用紙でかぼちゃのアレ(なんていうの?)をつくる。パーツは今回、不肖わたくしが事前準備させていただきました。図工の才能ゼロだと自負しているのに、こーゆーことやる日がくるんだから、人生わかりません。目隠ししない福笑いの要領で、子どもたちに糊で切り貼りしてもらうという簡単な工作。のあとで、そのかぼちゃのアレを布テープなんかで胸に貼りつけて、「トリックオアトリート!」を言うのもまだ難しい年頃の子どもたちなので、「おかしちょーだい」とねだって、ママたちが用意してきたお菓子を、袋に詰めていくという・・・。用意していた袋に入り切れないぐらい、なんかものすごい量が集まってた(サクが強欲なわけではなく、みんなそうでしたのよ)。夜は友だちの家で持ち寄りホームパーティー。っていうかただの飲み会っていうか(笑)。食べ物がぜんぶおいしかった。子どもたちが自分たちで遊んでるのいいことにすごく喋った、そしてすごく飲んだ。すごくすごく楽しかったんだけどちょっとだけ罪悪感があるのはなんだろう、小さい子のいる母親なのにこんなに(夜に、自分の友だちと飲み散らかして)楽しんでるっていうことへの・・・。こういうのがジェンダーの話につながっていくのだろうか? ちょっとそういう話にもなったから、翌日にもつらつら考えてた。もうちょっと考えてみて気が向いたら記事にしよう…。それはともかく、飲み食いお喋りが楽しい仲間がいるってすばらしいことだ。幸せだ。