長月の十六 / 小沢健二礼賛

●9月某日: あまちゃん最終週の予告が、予告で、既にすごい大団円感…! さみしか。9月も下旬にさしかかったが10時半から走ると、あ、あづい゛。暑すぎて持続力なし。しかしBGMで久々に聞く小沢健二に徐々にテンションが上がる。ときどき聞くたびに、やっぱりすごい才能だなと思う。あんな言葉選びをできる人はそうそういない。てことで、その日のツイートを記録。

・今朝のランニングで久しぶりに小沢健二聞いたんだけど、やっぱり神がかってるなあ。メロディセンスとかポップだけど味わい深い音づくりとかもいいけど、やっぱり言葉の選び方が独特で、久しぶりに聞くとほんとに耳をそばだてて聞いちゃって、はぁぁーってなる。


・たとえば『強い気持ち・強い愛』の「空」の下に広がる「街」で生きてる僕、ていう表現とかさ…「ああ 街は深く僕らをいだく」なかなかないよねこんな歌詞が薄っぺらく響かないの。しかもサビの直前にあって、言葉と同様に音程も低くて内省的で、そこからサビでパーッとひらけていくのね、メロディも、詞も。


・ほかの歌もそうなんだけど、大サビで、同じ短いメロディを繰り返しながら盛り上がっていく感じがすごいのね。言葉とメロディののたたみかけで、ぐわーっ、とくる。『強い気持ち・強い愛』だったら「今のこの気持ち 強く強く強く」って3回も繰り返してから大サビに入って、「長い階段をのぼり生きる日々が続く」「大きく深い川 君と僕は渡る」「涙がこぼれてはずっと頬を伝う」「冷たく強い風 君と僕は笑う」と畳みかけ、「今のこの気持ちほんとだよね」と締める。そう確かめることで、より、気持ちの儚さと、儚いものを信じようとする気持ちの貴さが沁みる。


タモリも絶賛した「さよならなんて云えないよ」と同じく、一瞬の中に永遠を見て、そこには ”いいことばかりではない未来” や ”今の楽しさが永遠に続くわけじゃない”ことが直感的に認識されていて、けれどそのうえで、とりもなおさず、迷いなく今の一瞬を肯定する、強さと潔さ。頼りないのに力強い歌声だから尚更ぐっとくる。

さあて〜、今夜は、あたくしのの生誕を祝う家族飲み会。今年は「飯家くーた」本店にて。れんこん饅頭みたいなの、刺身盛り合わせ、天ぷら(なす、ししとう、小ふぐ)、春菊えのき煮びたし、あれ?煮物が思い出せない・・・あと、キンキ焼。じゃこごはんとお味噌汁、糠漬け。マンゴーのシャーベット。サク用におにぎりと唐揚げもプラス。ふはー、腹いっぱい。珍しく冷酒もいただく。3人してごきげんで帰宅後(夜に乗る電車に狂喜するサクであった)、サクを寝かしつけて二次会・・・と思ったら、そのまま一緒に寝ちまった。あれー。

楽天田中将大、22連勝。まーくん神の子ふしぎな子。ソフトバンクは・・・ああっ。エース摂津が1回に7失点・・・orz