長月の十

●9月某日: 午前中、プレ幼稚園。サク、ママとのバイバイが上手。笑顔で元気に別れるわけではないけれど、「よーちえんとは そーゆーものだ」と悟っているみたい。まあ、一見慣れたように見えても、いつイヤイヤ言い出すかはわからない、とは聞く話ですが。2時間後、迎えにいくと、おやつの時間も終わり、先生が皆を座らせて絵本の読み聞かせタイムが始まってるとこだった。サク、「そのえほん、しってるー!」て感じで立ち上がって絵本に触ろうとしてる。ほかの先生が「さくちゃーん、座ろうね〜」って感じで後ろから優しくそーっと腰に手をまわすと、素直に従ってぺたんとひとりで座って、それからは絵本と同じジェスチャーをしながら聞いてる。ほかの子たちも、ほとんどみんな落ち着いた様子で座って、やはり一緒にジェスチャーしながら熱心に聞いてる。かわええ〜っていうか信じがたーい、母親もいないし、先生たちは全然強制しないのに。さよーなら、の挨拶のあとサクを迎えるが、ギャハギャハふざけて幼稚園中を大脱走。調子出てきたな、コイツめ…。よく見るとTシャツが前後逆だ。園庭での泥遊びから教室に入る時に(砂や泥で汚れるので)全員着替えるのだが、自分で(先生に手伝われずに)やったらしい。「反対になってるから、着直そうか?」と聞いてみるが「いやっ。これでいいもん!」と拒絶。まあ気持ちはわかるのでそのまま帰る。

昨日の「Woman」の最終回、セリフの書き起こしも多用しつつあらすじを詳しく書いてあるサイトを読んで、泣く。2話までしか見ていないけれど登場人物たちの雰囲気はわかるので、自分の中で演技を想像しながら読んでる。実際は想像よりずっとすごい演技なんだろうけど、読むだけでも超泣ける。脚本の坂元さんが放送当初、「シングルマザーの経済的困窮を描くことが目的ではない」みたいなことを言っていたとおりのドラマになったなと思う。けれど、それだから、私は見るのをやめたんだなと思う。それにしても、満島さん・田中裕子・二階堂ふみの三つ巴がすごいのは当然にせよ、やはり夫に小栗さんをキャスティングしたのがでかかったよね〜!(しつこい)

サラメシの録画見る。番組を見ていると、でっっっっっかいおにぎりを食べてる人ってけっこう多いな、と思う、もちろん肉体労働系の人。昼休みの時間を惜しんで(残り時間は昼寝に充てたりするため)片手でパクパク食べる人は、でっっっっっかいおにぎり。バイクメッセンジャーの女性は、細切れの時間にちょこちょこ食べるので、1合半分のお米でちっこいおにぎりをいっっっっっぱい作ってた。さまざまな仕事と、仕事に応じて最適化されていくランチを見るのが本当に興味深い。ずっと見てるけどまだ全然飽きない番組。

●9月某日: 最近なぜか、とみに日記が長くなる傾向にある。もちょっとタイトにしようっと。さて8月終わりから9月第1週にかけては肌寒いほどに涼しかったのだが、今週は徐々に暑さが戻り、昨日も今日も30度超だ。公園でのサク、すごい汗。着てるシャツで、自分で顔の汗を拭ってた。その後、図書館へ。サク、もう心得ていて、子どもコーナーのところで靴を脱ぎながら「じゃーねー。あとでねー。」と私に背を向ける。私、歴史関係の図説を2冊借りる。それで、子どもが持ってきた本だけを却下するわけにはいきませんよね。新幹線はじめ乗り物が満載の写真絵本を借りる。わーい、これでまた子どもとの楽しい読み聞かせ時間がすごせるぞー(棒)。夜は、この秋すでに二度目のもつ鍋! 朝から夫も「今日は仕事が終わったら電光石火で帰ってくるぞ!」と気合十分であった。なぜ、もつ鍋はこんなにテンションが上がるのであろう。は〜。食べた〜。窓の外側に、ツクツクボウシが貼りついて、一生懸命鳴いていた。