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葉月の十一 / イチロー4000本安打 / 藤圭子

日々

●8月某日: 家族は通常運転。イチロー、日米通算4000安打。MLBの記録には残らないらしいが、その瞬間、試合は中断され大勢のチームメイトがベンチから一塁へと出てきて祝福した。ヘルメットを高く掲げ、礼をとるイチローの髪は白くなっている。試合後の会見、以下は全文。web魚拓とってみたんだけど成功してるかな?

http://megalodon.jp/2013-0823-1733-46/ht.ly/oada9

すっごく読み応えある。ものすごくいろんなことを言ってる。自己啓発好きな人が喜びそうなフレーズもいくつもあるし、周囲への感謝や、野球哲学や、彼特有のシニカルさや・・・すごい盛りだくさんなので、みんな、人それぞれ、自分に響くところだけを切り取るんだろうけど、できれば全文を、たくさんの人に読んでほしい気持ち。ひとりの人間って、しかも、イチローほどにずば抜けた一流アスリートであっても、これほどいろいろな面を、いろいろな思いを内包してるんだな、ってのがよくわかって、そして、そのすべてが何だか「イチローらしいな」と思えるもので、なんか、すべてに感じ入ってる。アスリートって、変なふうに受け取られないように(マスコミ対策等で)枝葉を取り払って喋ったり、あるいは、たくさん喋ってもセンセーショナルなところだけしか取り上げられなかったりすることも多いだろう中、イチローだからこその言葉の数々、そして全文掲載が、すごく示唆的。

そしてもうひとつのニュースはショッキングなもので、藤圭子が高層マンションから転落死。自殺という見方がされている。ニュース番組で流れる、19歳の藤さんが歌う「圭子の夢は夜ひらく」がすごい、すごすぎる。うまいだけじゃなくて、胸に突き刺さるような歌だ。整った、けれどどことなく翳を帯びた容姿といい、これはスターになるよなあと思う。けれど輝かしい才能は時に波乱万丈な人生を・・・。そして、藤圭子の両親が、父親・浪曲師、母親・三味線奏者(いわゆる瞽女さん)だったと知って、なんか地味に衝撃受けた。確かに、藤さんがパンチのある「怨歌」を歌ってたのは知ってたけど、宇多田ヒカルといえばデビュー当時からアメリカ育ちで英語がうまくて・・・みたいな印象が強いから。けれど日本の、昔ながらの民衆の芸能も、そのルーツにあったんだね。確かに、宇多田ヒカルは、作曲やアレンジやボーカルだけでなく、詞をつくるのもものすごくうまいし、感性であり表現力であり知性・・・とにかく総合的に、「思いを乗せて音楽で表現する」っていう能力が比類なくて、それらは祖父母の代から受け継いでる部分もあるのかな…と思った。宇多田ヒカルの今のショックを思うと本当にやりきれないけど、親や祖父母からすばらしいギフトももらってることを大事に生きてほしいなと勝手に願う。ご冥福をお祈りします。

●8月某日: 午前中、育児サークル。お盆を挟んでの夏休みモードのためか、みんなの出足が遅くて、なんだか来てもらった人に申し訳ないような気持ちになりかけたけど、最終的にはそこそこの人数が集まってよかったよかった。子どもたちの背が伸びて、教室の黒板に落書き合戦ができるようになってる。正規の時間終了後の校庭での遊具遊びまできっちり楽しむ子どもたちであった。朝の雨が上がった後は曇り空で、湿度はすごいが日差しがないぶん外で過ごすのも少しラク。帰り道に「お買い物して、シャワー浴びて、それから一緒にホットケーキ作ろうか」と言うと、サク、大乗り気、大ハリキリで、テキパキ動く。そうこうしていると夫からメールが届き「今夜、鍋にしない?」と提案。そんな楽ちんメニュー、断ろうはずがありません。果たして、市販のもつ鍋スープ(しょうゆ味)をベースにして豚小間とイカをメインに、あとはキャベツ・ニラ・しめじ・えのき・豆腐を投入し、大人は取り皿に鷹の爪を加えて辛味をつけるおいしい鍋を大量消費。シメは、ごまと刻みねぎをたっぷり加えたちゃんぽん麺であった(このあたりが九州よね)。食後、サクがホットプレートの鍋をらくがき帳にあてて丸い形を書き取ったのを切り取り、色鉛筆で線をいくつか書いて、「ハンドル〜」と運転してた。私の分と夫の分も作ってくれた。