葉月の三 / 麻生ナチス発言

●8月某日: ごろごろ雷、暗い空。あんまり家から離れないようにしながら、8時からランニング。意外と降らない。そして日差しがゼロなので走りやすい。9時に帰宅してもまだ降らないので、交代で今度は夫がランニング。さらにその帰宅後になって、ついに激しく降り出した。ほんっっっっとうに久しぶりの雨だ。いつぶりだ?ていう。やっと降ったと思ったら筑後地方には大雨洪水警報が出てる。福岡の方は警報まではなかったけど、まったく極端な天気だ。どーでもいーけど、夫婦でランニングすると洗濯物が一気に増えますね、部活してる子でもいるのか?!ていう。サクと、段ボールやらおえかき帳やら折り紙やらでカメさん作って遊ぶ。昨日の友だちの家には大きな亀がいて、行くたびに熱心に眺めているサクなので。カメさんができたら、ブロックでカメさんのおうち(水槽)を作って、エサも折り紙で作った。私の手も入ってることを思えば門外不出レベルでへたくそなのだが、サクは満足げ。

麻生さんのいわゆるナチス発言。まあわたくし福岡人だし、3年前の県知事選で応援演説に来た時は近所のスーパーに駆けつけるぐらいには地元贔屓な目で見てる面は否めない。「まったく70になっても不用意さは変わんないな〜」とは思うけど、こういうことに対して旗色を鮮明にしない政治家よりは善良なのではないかとも思う。それにしても、櫻井よしこあたりが主催した右っぽい前提を共有する人たちの会での発言だから、全文を読んでも主旨がわかりにくいところがあるのだけれど、あの発言は「ナチスの誕生を許してしまうぐらい、民主主義には危うい面もある。そうならないように、憲法改正については、騒擾の中ではなく、冷静な議論をしていくべき」というのが主旨であるのは、大人がきちんと(冷静に)吟味すればわかることだ。それを、麻生擁護派も、否定派も、これだけ騒擾する姿を見ると、冷静な議論での憲法改正なんて夢のまた夢、という思いでちょっと暗澹としますね。ネットや週刊誌の見出しくらいしか見ない人がわからないなら、わかるように、マスコミがきちんと伝えればいいのに、彼¥らのやることはやはり、騒擾に加担し…というかむしろ騒擾を煽るだけだし。

●8月某日: 午前中の公園はいつもに比べると幾分日差しに力がなく、風も吹いていて過ごしやすかったのに、家に帰るころには鈍い頭痛が。昼ごはん等のあと、いつものように絵本を両手に1冊ずつもって意気揚々と布団にやってきたサクに、「ママ頭が痛いから、今日は絵本読まずにお昼寝してもいい?」と交渉を試みるも、「だめだよ!」と言下に却下され、「もう〜、ママ、げんきだして!」と叱咤される。ママ「う〜〜ん、でも痛いよ〜〜〜」 サク「どこが いたいの?」 ママ「ここだよ〜(と自分の頭を示す)」 サク「よぉーし、いたいのいたいの とんでいけ〜! おそらの むこうへ とんでいけ〜! ほら、いたいの とんでったよ」(治らなかったのでこれを2度繰り返す) ママ「笑笑笑 ありがとう〜 でも、ごめんね、やっぱり痛いよ〜、寝るね〜」 サク「だめだよ、だめだよ〜」そして顔が歪み、えーん と泣き出した。すげーキュンとした。ママの痛みがわかって、まあ本を読んでもらえないという自分の不都合を回避するため、というのがメインなんだけども、とにかく自分のできる方法を尽くして問題を解決しようとして、それでも解決できなくて、すごく悲しくなったんだな〜っていう心の動きが感じられて、成長してるな〜って。成長すると、できることが増えたり、面白いことをたくさん体験できたりもするけど、新たな痛みとか挫折感とかを知ることにもなるんだよね…。でも、がんばれ、サク! すごくいたいけだったし、てか最終的にサク先生が許してくれないんで、結局、絵本はきっちり2冊読ませていただきましたww そんな頭痛も夜には霧消し、夜、お風呂に入ったあとで夫と軽くビール…のつもりが話が弾んで(どれも大したことない話ばかりである)、気づいたら焼酎をおかわりしていた…