『八重の桜』第35話 追記

まぁわたくしの感想なんて一個人の感想でしかないので、見に来てくれる皆さんもサラーと読み流してくださっているだろうとは思うのですが。
ひとつの意見を書くと、そうでない意見を否定する(劣後させる)ことになってしまうように見える部分があるんですけども、「これが正しい見方だ! これ以外の見方はありえない!」と言う気は全然ないんでね。まったく違う見方をしている方がいて当然だと思ってます(どっちが正しいかとかいう議論をするのは不毛なことだと思いますが)。念のため書き添えておきます。

で、そういう気持ちを新たにしつつ、もりっと盛った尚関連のエピソードについて、時間が経ってからふと考えるに(ヒマ人)、

まあ当然ながら大河ドラマって私みたいなオタクのため(だけ)のものでないんでね。
やっぱり、制作途中で尚八重カップルの人気が盛り上がってきたのを機に、「ここだ! 多くの視聴者を獲得するために、ここを推すべきだ!」て感じで盛られたのかな〜って気がしてて、それはそれでしょうがないのかな〜ってちょっと思ったりもします。

篤姫。マルモリ。JIN。家政婦のミタ半沢直樹。現在、高視聴率を獲得するドラマって、おしなべて、アピールポイントを、臆面もなく(というと言葉は悪いですが)ここぞとばかりにアピールしまくるわけじゃないですか。(「あまちゃん」は週6日15分ずつという特異な放送形態なのでちょっとここからは外します)。「八重の桜」がそれにならっても不思議じゃないっていうか…。

大河ドラマとはいえ、だからこそ、視聴率問題もありますしね、受信料を払っている国民の声に敏感な部分もありますしね。
視聴率関連では、昔から、大河オタクの間では「閨は戦より強い」っていう格言が膾炙していました(ほんとですww)。

実際、高視聴率だった「武田信玄」だって「独眼竜政宗」だって、ホームドラマ的要素、側室がどーのとか親子の愛憎がどーのとかいうあたりを大勢の視聴者が楽しんでいた部分もあったはず。ちなみに私は子ども心(小3だったはず)に、「晴信と三条夫人(中井貴一紺野美沙子ね)って、よると触ると口喧嘩ばっかりで仲が悪そうな割には、次々と子どもが生まれるもんだなあ…」と思いながら見てました。うふ。

見る人が全然いなくなったら大河ドラマも立ちゆかないわけで、そして、世の中で大河オタク且つ歴史好き、っていう人間はごく少数派なはずで、であれば、やっぱり、大勢のほうを向いて作られる部分があるのはしょうがないのかなーと。まあ、大多数の人にとっては、ぢみな政治劇や凄惨な戦争描写より、美男美女のラブロマンスのほうが感情移入しやすいですよね〜。ハセヒロさんと綾瀬さんは大好演でしたし。

どんな動機であっても、大河ドラマを大勢の人が共有するってこと自体が、大河ドラマの明日につながる部分はあるんですよね。
私としては、「会津戦記とはけしからんヽ(`д´;)/」ということ、あと、しつこいようですが「容保の子たち(側室たち)に蓋をし続けるとは何ごとかヽ(`д´;)/」という感想を変わらず書いていきますが、まあ、大河をオタク目線で見てる少数派の意見を辺境ブログに書いてる、って意識でおりますので、みなさま是々非々ありましょうが、気の向いた方は、今後とも、ぬるくご一緒してくだされば幸いですww

あと、山川兄弟はじめ、サブキャラの書き込みというのは、脚本など作り手の側の都合もありますが、キャスト側の都合もあるとは思うんですよね。人気役者さんには大河と他のお仕事を並行して行っているもので、尚之助も結婚後しばらく出番が少なかったのは、某局でもぐりの医師をやってたからじゃないかと…奇遇にも名前が「三郎」だったんですっけ。

そういう事情もあると思うんで、一概に作り手を責めることはできないと思うんですが、出番が少ないこと、描きこみが薄いことを不満に思うのも視聴者としての正直な感想なので、これまた「出番少ないヽ(`д´;)/」「描きこみ薄いヽ(`д´;)/;」と怒るしかないのであります。