卯月の三 / 卑弥呼・マツコ・池上さん

●4月某日: 昨日と打って変わって、雲ひとつない青空が広がる良いお天気。最近は、黄砂もPM2.5も勢力を弱めているのか、空気がクリアな感じがする。友だち親子と待ち合わせて公園遊び。サクより少し月齢が下の娘ちゃんはサクと仲良しで、今日もふたりは顔を合わせた瞬間から満面の笑顔で遊び始める。追いかけまわしたり、まねっこしたり、相手の名前を呼んで誘ったり、もう完全に「一緒に」遊び続ける。なのに、ああ、彼女たち親子は来週には関西に引っ越してしまう。ママいわく、「きのう、『もうすぐサクちゃんには会えなくなるから(精いっぱい遊んでおこう)ね』と話したら、娘がみるみるうちに顔を曇らせて、ヒックヒックしゃくりあげ始めて、『サクちゃんに会いに行く〜』って感じで玄関に向かって走り出して靴を履こうとしたの。それを見てたら私も泣いてしまった」ですって…それを聞いた私も泣きそうに! そんなこんなでたっぷり2時間半近くも、日差しの強い公園でめいっぱい遊んだのに、昼寝しないってどういうことだサク! 昼下がりはずーっと「あそぼ、あそぼ」で、夕方になると機嫌が最悪になり、あーだこーだとダダをこねたあげくについには大泣き。これはどう見ても眠いよねと再び寝かしつけようとするも失敗。午後に予定していたことがいろいろお釈迦になって「はぁーっ」となってると、夫が誠心誠意慰めてくれた。ま、どーせ寝顔ですべてはリセットされるんですがね。

3月に放送されたEテレさかのぼり日本史、「卑弥呼の外交戦略」の録画視聴。卑弥呼は倭の小国連合によって「共立」されていたらしい。「共立」って連発してたのが非常に印象的。歴史用語としては新しいものじゃなかろうか。また、卑弥呼が魏に使節を派遣して鉄剣と銅鏡を授かったのは彼女の治世の末期で、従来、それまで外国とのコンタクトはないものとされていたが、現在では、それ以前から、帯方郡を擁する遼東地方に勢力をもっていた公孫氏と密な関係をもっていた・・・つまり、卑弥呼および邪馬台国は早くから海外との外交能力があったという説が強くなっているらしい。同じ(?邪馬台国畿内説をとるならば)大和地方に狗奴国を、外の九州に伊都国という大きな敵対勢力を抱えていた邪馬台国は、さらに外にある強大国によって支配力の権威づけのを行おうとしていたということ。また、この当時、邪馬台国では優良な鉄を産することができなかったので、外部から鉄を確保するためにも半島とのコネクションは大事だったようだ。そこで出雲、吉備はどうだったのかしら?!って話よね!と、先日、司馬遼太郎と林屋辰三郎との対談(昭和50年前後のものだけど)を読み直した私はそう思った。

●4月某日: 昨日は昼寝なしだったのに、今朝は今朝でいつもより早起きのサク。どこで反動がくるんだ? サングラスの新調を考えていて、メガネ屋さんを2件。ふむふむ。それから久しぶりに最寄りでない図書館に行って本を物色。ここは最寄りの図書館より蔵書は充実している。というのは、最寄りは、主たるは男女共同参画問題の文献のための図書館で、その他の図書は「おまけ」だからだ。とはいえ福岡市の他の図書館からの取り寄せ予約ができるので不自由はないが、書架を眺める楽しみは少ない(というか既に行き過ぎてラインナップが頭に入っている)。今日の図書館は歴史・芸術・それになんといっても子どもの本がすごく充実している。ま、子どもの本は借りなかったんですが〜。少し周辺を散歩して、買い物して帰宅すると昼。今日こそ昼寝したサクだが、期待したよりはずっと短い時間だった…。夜ごはんに作ったきびなごと野菜の南蛮漬けが美味し。きびなごって九州以外でも日常的に食べるんですかね?

テレフォンショッキングにマツコ。さすが、会場もタモリさんのことも、盛り上げる盛り上げる。夜はテレ朝で池上×マツコのニュース特番。いつものように、そのへんの芸人やタレントをひなだんに10人くらい並ばせるより、マツコひとりのほうが断然面白い。それにしても、「「マツコをゴールデンに出して自由に語らせることはTV局にリスクがある」って池上さんは言ったけど、マツコに自由に語らせるよりも池上さんに自由に語らせるほうが危険なんだろうなあ、ということが伝わってきた」ってツイートに笑った。日銀が新しい金融緩和政策発表。2年後にマネタリーベースを2倍にするという過去にない大規模さで、政府や財界は絶賛、市場も即反応。それでも「目標の物価2%上昇達成は難しいだろう」と黒田総裁。そうなのか。てか、日銀がそんなにも国債を買い入れるのって印象的にどうなの(肩代わりっぽく見られないのか)?