朔太朗的日常: 満2歳8か月 その2

●もともと小柄で小食ぎみなサクだが、最近は「いい食べっぷり!」というときがけっこうある。ごはんの時間になっても「たべないよ」と嫌がることも、減ってきたような。たぶん、あの嫌がりは、「まだごはん食べるモードじゃない。断然、遊ぶモードだ」って感じだったんだと思うんだけど、最近は「親がごはんといったらごはんの時間なんだ」ってあきらめ(?)がついてきたんじゃないかと思う。とりあえず席につく。

●「今はそういう時間なんだ」ってのが納得できるようになったのは、お片付けについても同じで、「ごはん食べるから」と「寝る時間だから」ってのと「今からそうじをします」って3つのタイミングで片付けに誘うと、けっこうスムーズに一緒に片付けることができる。おもちゃに向かって「消防車さーん、今からごはん食べるから、ちょっと待っててねー、食べたらまた、遊ぼうね〜」とか、「ブロックさーん、今日は上手に作ったねー。もうねんねしようねー」とか言い聞かせながら片付けてたら、当然マネするようになって、私が言う前からおもちゃたちと会話してる様子がおかしい。

●ボタンとかファスナーとか、「自分でやりたい」というこだわりを見せることはもちろんあるんだけど、親がやってあげることに妙に協力的なのもおかしくて、おむつを替えたあとなど、寝転がした状態でズボンを履かせようとすると、抜群のタイミングでお尻を浮かせたり、ベビーカーに座ったときも、こっちが「あ、お尻でシートベルトを踏んでるな」と思って手を伸ばしたタイミングで腰を浮かせてくれたりする。

●あと、協力的ってのとはちょっと違うけど、お風呂で頭を洗うとき、私のことですから遠慮会釈なく頭からジャージャーとシャワーをかけるんだけど、そうすると子どもは当然、嫌がって泣く。私のことだから泣いてももちろんやめないんだけど、いちお「サクちゃん、がんばれがんばれ」と励ましながらやってるんです。すると、最近、頭にシャワーをかけられ始めたタイミングで、「がんばるじょー!」って言う。その気合がおかしくてかわいくて(笑)。

●メインの公園とスーパーには、徒歩で行くようになった。サクと一緒だと、公園は7−8分。スーパーは5分といったところ。たいてい、行きは勇んで、スムーズに歩く(走る)。帰りは、帰りたくなかったり、疲れたりして、足を止めたり座り込んだり激しく抵抗したりすることも…うーん、半分以上はそっちかな。そういうときですね、うちの母が「ダメよ、甘やかしちゃ」的なことを言うのは。私は、もちろん「歩こうよ〜」とも促すけど、促してもほぼ100パーだめなんで、とりあえず抱っこしちゃう。しかも相当スキンシップしながら。「このー、あまえんぼうはどこの子だー。かわいいかわいいサクちゃんだー。ほっぺすりすりー!」て感じ。で、50mくらい行ってからおろして、「よし、待て待てだー!」と競争したり、「ふー、サクちゃん重いからママ腕が痛いよー」とか言って再び促す。これで歩き出す確率は…ま、50%ぐらいですかね。ママはこうして逞しくなる。

●サクが次々におもちゃを出してくるとき、実家の母は「次これで遊ぶなら、先にあっちを片付けましょう」と言うけど、そういう躾はもっと後でいいのかなーとも思ってる。や、サクが大きくなって、「プラモデル作ってたけど途中でやめてテレビゲームを」みたいな局面になったら、「プラモデル片付けてからやんなさい」と言うだろうが(プラモデルとテレビゲームに接点ゼロだから)、今は、とことんイロイロ広げた方が、間がもつし、新しい遊びが生まれるので、見ていても面白い。「おお、それをそういう使い方するか」とか、「え、これとアレをコラボさせるの?!」みたいな。まあ、大人としては、ハッと客観的に家の中を見たとき「orz」ってなりますけどね…片付けもめんどくさいけどね…でも、「思い切り遊んだ」という実感をもたせたほうが、片付けもスムースな気が。

●…と、まあ、こうしてイロイロ書き出してみると、昔の親(うちの親?)って厳格だったんだなー(今っていうか私って甘い / 手抜きなんだなー)とあらためて思うが、そういう親に育てられてもこういう私に育ってるからして、子育てって奥が深いですね(違)。しかし、そう考えると、私の親が「勉強しなさい」と決して言わなかったのは、ほんとに関心なかったんだろうなあ。確かに、私が勉強していると、若干迷惑そうな雰囲気を漂わせていた気もww

●お絵かき、気づいたら、四角の角がだいぶちゃんとカクッと描けてる。あと、なんでか知らんけど最近よく雪だるまを描いてて、そのキモカワイさに(私が)ツボってる。ポイントは、マフラーを巻いてること。そこだけなんかタッチが違うしww

●別にこっちがプッシュしてるわけでもないのに、サクの中で巻き起こるブームを見るのが面白い。最近の一番のお気に入りは、『最高の離婚』エンディングテーマになってる桑田圭祐の「Yin & Yang」で、ものっすごリズミカルに、ドスをきかせた声で歌う(それにしても教育上よくないドラマか?)。ある日突然、両手のひらをくるっと差し出しながら「いつから?今でしょ」とやり始めたのにも笑った。東進ハイスクールのCMのマネらしい。あとは、クリアアサヒの歌、佐川急便のCMの歌(♪雨の日も風の日も 西へ東へ…てやつ)、ヤマダ電器のジングル(ヤマーダでんきっ)、キンタロー。フライングゲットなどなど、頼んでもないのにイロイロやってる。

●楽しかったのできごとについて、「○○いったね〜。○○したね〜。たのしかったね〜。またしようね〜」的な回顧を一生懸命するのがすっごいカワイイ。めんどくさがりで自分本位な親である私をして、「こんなに喜ぶなら、また何かしてやりたい / 連れて行ってやりたいな」と思わしめるものがある。