師走の一 / 福岡国際マラソン

●12月某日: 深夜4時、サクに座薬IN。推定3時、暗闇の中ぼんやりと目をあけてる気がしたんだが、4時の段階では呼吸が浅く速くなり、検温すると39.5度。40分ほどで呼吸は落ちつき深い眠りに落ちていったもよう、そのまま10時まで寝てて、起きたときは37.8度。インフルエンザではなかろうとの医者の診立てだったので、予定通り、夫の実家に行くことにする。着くといつもどおり、福岡市内より一段と寒い。しばらくはじぃじに抱かれておとなしく炬燵に入っていたサクだが、徐々に行動開始。しまいには外に行くと頑として言い張り、庭で、広場で、走る走る。熱は37度台後半を保持しつつ、夜ごはんモリモリ食べてた。大人はお酒もモリモリ。

●12月某日: サク夜中も熱は出ず。食欲はやや減退している様子。お菓子は勇んで食べるけど。元気いっぱい、寒風の中を駆け回り、三輪車を乗り回す(大人に押されながらだが)。だんだん、わたくしのほうが鼻じゅるじゅるになってきた…。義実家から帰るころには大抵こうなってる。おそるべき内陸部。

さて、今日は福岡国際マラソンの日。自宅にいたらコースまで目と鼻の先なので沿道で応援することもままあるのだが、遠く離れた義実家で号砲を聞く(哀)。スタート時の気温は8.8度、風もほとんどなく理想的なコンディション。ややスローペースで始まったが、28kmぐらいで川内がまず急に顔を歪めてペースダウン。30kmすぎ、旭化成・189cmの堀端がしかけるが、外国人選手は即対応。しかけ返したポーランドのゾルトをも楽々と抜き去ったギタウ(ケニア生まれ、高校時代から日本に来てて今はJFEスチール所属らしい)がさらにペースアップして、2時間6分58秒で優勝。仕掛けたことで体力を失ったかに見えた堀端が粘って2位、8分24秒。3位にはゾストが入り、35kmぐらいか、両脚のけいれんに襲われながらも(あそこで勝負は終わったと思った、と談話)藤原新が4位で帰ってきた。9分31秒。5位には安川電機からの一般参加、黒木。ロンドン5位に入った中本健太郎の同僚ですね。そして、もはや落ちてゆく一方かと思われた川内が、6位で競技場に入ってきたときにはびっくりした。10分29秒というタイムでは世界選手権を狙う選手としては厳しいが、ともかく凄まじい粘り。ゲブレシラシエ、マサシはそれぞれ30km、38kmほどでリタイア。