朔太朗的日常:満2才6か月

写真: ふー、いそがしいいそがしい。おりょうり、おりょうり。

●小さい子と過ごしていると意表をつかれる面白さがある。私と夫が大人同士の語彙・スピードで話していると、ふいに入ってきて遠からずなことを言う。「今日は昼間、育児サークルで、今度やるクリスマス会の準備で云々…」と話していると、「おともだちと おえかき したー」と正しく報告したり。

●記憶力、連想力。以前、一度だけ見たのが印象的だったのか、とある魚屋の軒先に近付くと「かにさん、おるよ」と言ったり。いきものがかりの「風が吹いている」が流れ出すと「どんどん でぃんぴっく」(ロンドンオリンピック)と言ったり。お地蔵さんに赤い毛糸帽をかぶせていると、槇原敬之の「四つ葉のクローバー」を歌いだしたり(ドラマ『ゴーイングマイホーム』の主題歌。赤い帽子をかぶった“クーナ”という小人?妖精?を探すお話)。

●夫が仕事から帰ってくると、子犬のように勇んで玄関に駆けてゆき、「おかえりー!おかえりー!」と大歓迎するのはもう何か月も前からのことだが、最近は、そこで「おかえりー! おっきい すべり台ー!」とか、「おかえりー! たまごやき つくったのー」とか、「本日のメインイベント」を報告するようになった。こういうのも教えたわけでもないのに、いつのまにかするようになるのね。

●以前から、夜、寝る前に今日1日を振り返る(「今日はなに食べたかな?」とか「何して遊んだっけ?」とか)話をしてるんだけど、最近は、それに加えて「きかんしゃトーマス」ふうのお話をせがまれる。「きかんししゃトーマス おはなしはー? おはなし、してー。はじまり はじまり〜!」一度、ふと思い立ってやってみたのがツボにハマったらしい。内容は、本物のトーマスアニメのダイジェストだったり、絵本のパクりだったり、最近のサクの流行りの遊びを織り交ぜたり、テキトーです。きかんしゃなのにおにぎり握ったりしてww

●そう、料理のおてつだいがエスカレートしている…。すでに私もその餌食に。ちょっと台所に向かうと、たちどころに駆けてきて「サクもー! サクも やるー! おてつだいー! あかい いす もってきてー!」と踏み台にするダイニングテーブルの椅子を催促。てか、すでに自分で引きずって持ってくる。や、お湯を沸かそうと思っただけなんですが…みたいなこともしょっちゅう。

●卵を「こんこん、ぱかっ」としたり、ハンバーグのたねをコネコネしたり、調味料を入れたり、まぜまぜしたり、材料をボールに移したり…夫が軽く火傷させてから、ガスレンジの周りはかなり彼自身でも警戒しているが、今や、揚げものの現場にも居合わせる2歳児(夫がフライドポテトを揚げてるのを嬉々として見守ってた…そして揚がったそばから食べてた…)。ナチュラルに台所に立ちすぎ。

●相変わらず、おともだち、大好き。てか、ママとふたりきりはやっぱり飽きるんだろう。出かける準備中、まずは「おともだち いくー?」ばーちゃん、とか○○ちゃん(個人名)とかも聞く。それらを否定されると、次に「でんしゃ のるー?」て感じ。そして、いざ友だちと遊んで、さあ帰ろうという段になっての暴れっぷりたるや…(嘆息)。最近では、公園でも、ベンチに座ったり、ちょっと離れたところで見守っていた私が近づくだけで、「ママ あっち! むこう!」と追い払われる…。

●朝、起きてきて寝ぼけてるときや、眠いとき、疲れたときは「だっこ、だっこ」。その他は、「おんり、おんり」 2歳半だもんねー、そうなるよねー。手帳を見返しても、この1か月の「ひるねなし」のメモが増えてる。ただし、1,2日、昼寝なしだと、翌日、寝坊したり、昼間に2時間以上寝たりもする。

●はさみデビュー。クリスマスプレゼントに、「対象年齢3歳から」と書いてあるのをあげました。350円なり(笑)。しかも、クリスマスの朝じゃなくて、3日前くらいに手渡しした。夫が庶務でハサミを使ってるの見て垂涎だったから(笑)。

●「ジングルベル」を歌ったり、クリスマスツリーやサンタさんを認識したり、サクも初めてクリスマスというものを楽しんだようである。ただし、クリスマスケーキには、2拍手で手を合わせて“お参り”してたけど(子どもたちが喜ぶから、と友だちがろうそくを立てて火をつけたのだ)。

●そのほか、最近好きな歌は、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」と「つけまつける」。年末の特番で2,3回見ただけで虜に。相当、子どもへの訴求力が高いようです。それから、嵐の「Wild at Heart」、前述のマッキーの「四つ葉のクローバー」。いきものがかりの「風が吹いている」も、一年のしめくくりにあたって夏の興奮を思い出したのか?リバイバルブームがきてます。

●2歳半。しっかりとした自我、感情の起伏に向き合ってしんどい部分もあるけれど、きれいなひとみのまっすぐな視線、てらいのない笑顔ともまた、日々、向き合い、あたたかでひと抱えある体を日々、抱きしめている。その喜びを毎日感じています。

下に、箱根の感想を…