ありがとうございました!

こんにちは。「moonshine」を書いているエミという者です。メールフォームを送ってくださったみなさん、ありがとうございました! アドレスの記載があった方にはお返事さしあげましたが、届きましたでしょうか?

アドレスの記載がない方には、この下のコメント欄でお返事させてくださいませ。記載のアドレスに送れない(メールが戻ってくる泣)方にも、コメント欄で失礼させていただきます。アドレスがなくてTwitterアカウントのある方には、@リプライでごあいさつしました。何度も確認はしましたけど、お返事洩れ、ありませんよね?(こわごわ)

えっと、統計をとったようで「何様のつもり?」と不快を覚えられたらごめんなさい。ちょっと、割合を計算したのを、書いていいですか?

まず、「このメールが初めましての方」が全体の60%強。もう、ほんとありがとうございます! 私も読み逃げしているブログはたくさんあるので、初めての人に、わざわざ腰を上げてメールを送るハードルの高さはよくわかります。うれしいです! もちろん、おなじみの方々や、年に一度の方々も、いつもおつきあいいただきありがとうございます。よろしければ、これからも、年賀状感覚で、ごあいさつさせていただきたいものです。

地域について。九州の方が約1/4。けっこう多い気がします。ここが福岡であることと関係あるんでしょうか。関東が約1/4、東海が1/4で、残りの1/4がその他で、近畿、東北、北海道、北陸、甲信越の方々でした。

年齢について。ちなみに私はもうすぐ34歳。30代の方が約45%なので、同世代の方が一番多いんですね。そして年の離れた方にたくさん読んでいただいてるのも有難いことです。こーゆーのがネットの面白さのひとつですよね。あ、9割以上が女性でした。これは、読んでくださってる方の比率とイコールなのでしょうか。

で、特筆すべきは、 『平清盛』大人気だぞ、おい。 「はじめまして」の方のうち、実に7割以上の方が、清盛の記事がきっかけという、戦慄すべき結果が…! これのどこが、「低視聴率」「歴代最低の大河」ですって?!

や、わかってます。みなさん、周りに見ている人がいなくて、ついついネットを彷徨して同好の士を探しちゃうんですよね。また、今回の大河は「つらーっと流し見」する類の作りではなく、特に放送後に反芻したくなるタイプの視聴者を惹きつけるドラマでもあるんでしょう。つまり「やっぱり低視聴率」、「メジャー志向でない」大河…。べ、別にいいんだもんねっ。

しかし、10%前後で推移する民放のドラマについて、同じように私が熱いブログを書きつづったところで、こんなにもたくさん読まれないだろうという気もする。同じ低視聴率でも(認めた笑)、なんかやっぱり違うんだろうなー。ともあれ、今後とも楽しんでいただければ僥倖でございます〜。

その他。育児って、興味のある方とない方がハッキリしている分野のひとつだと思うんですが、サクの、特に言葉の記録について、割とよく読んでもらってるもよう。うれしいです。詳しい方が読んだら甘い分析ばかりでしょうが(汗)。ひたすら自分のために…という感じで書いてるランニングやスポーツに関する記事について、「さらっと読んでます」みたいな感じで言っていただくのも望外の喜び。いっぽう、フルマラソンを走ってらっしゃる方がいるのにも驚きました!

そして、すごくありがたいのは、「長文でもだいじょうぶですよ」というお言葉です。や、長文がダメな方がこのブログを読むはずないんで、あたりまえといえばあたりまえでもあるんですが、やっぱり、実際にそう言っていただけるとうれしい(咽)

ともあれ皆さま。このブログはたぶんまだ続きます。どうぞよろしくお願いします。この機会だけじゃなくてもコメントはうれしいし、メールフォームも、この時期に限らず、いつだって使ってください。いつでも好きなときに、山ほどのテキストを読みにきていただけたら幸甚です。エミ拝

メールフォームはこちらです→→→★moonshineをお読みの方へ

追記: 
「moonshine」というブログ名についていくつかご質問いただきました。10代のころに大好きだった本からとっています。22歳ぐらいでWEB日記を始めてから、ずっと使っています。ティーン向けの小説なんで今さら紹介するのは恥ずかしいんですが、若い感受性を刺激された記憶というのはすごくて、このタイトルが語られる場面は詳細に思い出せるし、思い出すと胸がぎゅーっと押しつけられるようです。真夜中の、風がぬける歩道橋の上…。ちょっと、この機会に該当部分を書き出してみようっと。ちょっと恥ずかしいんでたたみます。(ひらく方へ)恥ずかしいですよ、いいですね?!

「そうだ坂本君、ムーン・シャインって月の光でいいの? 密造酒ってイミなんかあるけどそれとは違うの?」
「え?」
「密輸の酒とか。そんな意味あるよ」
「知らない」
「そう? あとはねえ……」
ぬっと強引に立ちあがって首のうしろに両手あてて組んで、歩道橋のその上の暗い月のない空をながめて藤谷さんが何か思いだそうとする。
「うん……ばかみたいな考えとか、人の信じない話とか俺が得意なやつ、そんなのムーン・シャインっていうことあるよ」
「最低」
「月ってもともと信じちゃいけないんだよ」
笑ったのかわからない、こっちがわの顔すこし歪めて藤谷さんが言う。
「気が狂ったり変身しちゃったりするから」
「けど最低」
「運命、曲げたりとか。するよね」
誰にむかって喋ってんだか不透明になった。ひとりごとだった。

「あのさ……いろんな音楽があるからさ、多分、身体を動かして汗をかくみたいに音を作る人はいるよね。レンガを積みあげるみたいにさ、ちゃんとした設計で家を作ることもできると思うんだ。けど俺が坂本君なんかと一緒にいてさ、それでやるんだったら、俺もそれは必要だったら汗もかくしさレンガも焼くけど、でもさ……俺が本当のところで思うのはやっぱり、本当に、本当に俺のなかから出てきた音だって自分でいえるのは、俺と坂本君がつくれる音っていうのはさ……」
少しずつしか言葉が出せなくてどこかで何か余って震えるみたいに、ゆっくり、徐々にそこまで話をつないで、そのあと藤谷さんがぽつんと言った。
「涙だよね」

   若木未生『ムーン・シャイン』1995

場面はまだまだ続くんですが。moonshineって字面から感じるひそやかな月の光の感じとか、「たわ言」「ばかばかしい考え」という裏の(?)意味とかも好きなんだけど、自分の中には、いつもこの「涙」というイメージがある気がする。や、これはもうmoonshineという単語とはたぶん全然関係ないんですごく恥ずかしいんだけど、「本当だといえるのは涙だ」という何だか飛躍した感覚が、若かった胸に、なんかすごく沁みてねえ、今でもそういう感覚って、忘れないものなんですよ。ま、中2的感覚なんでしょうが笑。あ、言っときますが、 BL小説ではありません!