水無月の十三

●6月某日: 公園でちょくちょくお会いするママさんが、歩き始めたばかりの下の男の子しか連れてない。「お兄ちゃん、幼稚園でしたっけ?」と聞くと「ええ、未就園児クラスに」と言う。「へぇー、母親と一緒にじゃなくて、子どもだけで行くタイプのとこなんですね」と軽ーくあいづち打ってたら、「ええ、もう一人欲しいと思ってるんで、預けられるところにしたんです」とさらりと言われてちょっとびっくり。ぜひ女の子もひとり欲しいということなのか、最初から「3人きょうだい!」と決めてたのかわかんないけど、まあ、そういう家族計画の人もいるわよね。何より、公園でちょくちょく会うレベルの相手に、あんなにサラッと言えるなんてすごいなと、皮肉でもなんでもなくて本気で感心した。公園に来るにしてはいつもすごくフェミニンできちんとしたファッションをしていらっしゃるお母さんなんだけど、そうかー3人かー。それはそうと、竹馬の友がTwitterを始めたんでうれしい。

●6月某日: ボールを公園の外に向かって投げて出そう出そうとするサクに逆行して、ボールを公園の中に中にと投げていたら、サク、おかんむり。地べたに寝転んで抗議する。だめなもんはだめなんだ。お昼のあと、すげー時間をかけて寝かしつけるけど、30分ほどうとうとしただけで昼寝に至らない。そして夫が突然の残業で全然帰ってこない…。なんか長い一日。夫が帰ってくるとやけに「ひと息つけるわ〜」感があった(そしてビールごくごく)。大飯原発再稼働に反対するデモはtwitterなどで人数を集め、首相官邸前に八万人。そんな事態でも報道は薄い。

●6月某日: 夫、会社主催のゴルフコンペのお世話係として、6時に出発して西の地へ。わたくしは付き合って起きたものの、7時半に力尽きていったん気絶。サクに起こされた。実家へ。迎えに来てくれた父の車中で、「ばーちゃんが待ってるよー」と言うと、「ばーちゃん、ばーちゃん」と繰り返す。昼寝の寝汗で濡れたTシャツを脱がせ、かわりに実家の母のタンクトップを着せる、むろん肩が落ちるので首のうしろで結んで。関係者一同爆笑。本人、初めてのワンピース(笑)に最初は変な顔してスカートをまくりあげていたが、じきに慣れてフツーに遊んでた。夜、うるめ鰯をアテに飲むビールのうまいこと。