サク絵本: File2

  • 生後10カ月くらいから読み始めた絵本

はい どうぞ! (めくるしかけえほん)ミニしかけベビー (1) ばあ ぷっぷ!ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)
だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)新装 ぼくを探しに
それ以前からの絵本も引き続き読みつつ(子どもは、同じ本を100回読んでも飽きないものです笑)、新しい本も追加。この時期すでに、親が絵本のタイトルを言うと本棚から探して正しいものをもってくることができるようになった。ことばを発するのはもっとあとだったけれど、それより以前に子どもの認識力、記憶力というものはかなり発達しているのだ。

「はい どうぞ!」と「ばあ ぷっぷ!」はいずれも母が買ってきたもので、まあ正直言って、私と母の絵本の趣味は全然合わないw 私の読書の原点も母親のはずなのだが…ま、小学校低学年では、すでに自分で読む本を選びまくってたしね。ともあれ、この2冊はちょっとした仕掛け絵本になっていて、サクはけっこう気に入ってた。特に「はい どうぞ」のほうは、めくるところが割と繊細にできているので、すでにボッロボロ。

ねないこだれだ」は、私がサクに買ってあげた記念すべき1冊目ということになる。ええ、寝かしつけという名の大運動会が毎晩開催されていたころで、まさにこういう気分だったんです。業を煮やして「これでどうだ!」とばかりに読んではみたものの、まあ当然ながら1歳未満でオチが理解できるはずはなく(夜更かししてる子がおばけの国に連れていかれてしまう)、キャッハーて感じで喜ばれただけだった…。いいの、気に入ってくれれば、それで・・・(泣)

子どもができるまで、かがくいひろしさんのことは知らなかった。この「だるまさんシリーズ」は鉄板だと知って購入。これは3作目になるのかな? 一作目「だるまさんが」から入るのが王道なんでしょうが、まあ3冊も買う気はハナからなかったんで、いちばん自分が気に入ったこれを。サクはこれを見て、「て」とか「け」とか「め」とか、自分の体を指さし始めた。1歳9カ月ぐらいを過ぎてからは、ページに登場する小道具(めがねとか、はぶらしとか)を突然指さして、それらの名前を言うようにも。今でも大好き。

「ぼくを探しに」は、絵本業界(?)とは遠いところにいる人にもよく知られたシルヴァスタインの名作。これは、10年くらい前に友だちにもらったものです。字が多いページもあるから、読み切る前にサクがどんどんページをめくっていってしまう。そして、このすばらしい絵本を何ページか破りやがったので、もう少し言葉がわかるようになるまではと、サクの前では封印。ほんと、時々読み返すたびにじーんとくる絵本だ。子どもができて、声に出して読むと、良さがさらにわかります。ちなみに、同じ作者の「おおきな木」も、10年以上前に別の友だちにプレゼントされてもっている私です。