7/14  8.9キロ、51分

朝8時45分より。明け方と昼過ぎはすごい豪雨だったが、その時間は全然降らなかった。ありがたい。

しっかし、あれだけ降ったあとなのに、なんという蒸し暑さだ。鼻の下がじっとり濡れてるのが、鼻水でなく、ただの汗のせいである、っていうね。鼻の下にこんなに毛穴あったか?ていう。

朝、ちっこいムース1個だけを腹に入れてのランニング。ついでに言うとゆうべも軽めの食事だったので、20分過ぎから糖分の枯渇感がすごかった。35分くらいから、やや持ち直す。エネルギーの供給源が糖から脂肪分にシフトしたのかしら? 今日見かけたランナーは3人。うちふたりが女性で、連れだって走っていた。

BGMは、EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXX..。2009年に出たこのアルバムは、出産前後によく聴いていた。臨月のころの毎朝毎晩の散歩や、産んだあと実家にいたころも。だから今聴いてもそのころを思い出すのは当然なんだけど、それにしても、あの濃密な2ヶ月間くらいは、そのまま、このアルバム1枚で表せるような気がする。

楽曲の多彩さ。雑多さ、と言い換えてもいい。力強いピアノの単音の連続で始まるオープニングから、チンドン屋みたいに滑稽な2曲目。そのほかにも、アンニュイさ、伸びやかさ、明るさ暗さ、怒り、いろんな曲がある。どの感情もむき出しで、生命感にあふれてる。あっちこっちに突きだした手足が混沌としたムードを作るのに、最後の曲の透明感がすべてを包み込み昇華していく。その曲の名前は「Dear Mama」。でも、わかりやすい母性愛がうたいあげられるわけではない。美しい調べの中、聖なる声は「でも僕にはまだ名前がない」と歌う。そこから伝播するなんともいえない不思議な気持ちは、いまだ言語化しえない、命を生みだすことにまつわる神秘とオーバーラップするのだ。

EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX

EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX