皐月の八: 断乳その2 / アメトーク華大芸人

●5月某日: パイなしで一晩を過ごしたサク、寝ざめは良し。身を起こすやいなや、枕元に置いたマグでお茶をぐびぐび飲む姿が頼もしかった、と夫も言う。いつもどおり元気な朝を過ごすサクが、うれしいやらさみしいやらで複雑な私だ。成長してほしい、でも成長がさみしい、親ってそういう気持ちを繰り返すんだろうね。

朝ごはんのあとに抱っこすると、Tシャツの胸元からおっぱいを掴みだして、私を見上げてにっこりと笑う。「おっぱいだね」と同調すると、「おっぱい、おっぱい」と言いながら、にっこり。どうするのかなーと見てたら、ゆっくり、そーっと顔をパイに近づけていって、私の顔をうかがいながら、パクリ。そしてまた、輝くような笑顔でにっっっっこりと笑った。ううう。1分くらい吸わせて、「あらら、パイは、ナイナイだったよね〜」としまうと、ちょっと泣かれた。そらそうだよな。私もちょっと泣いた。ママもおっぱいあげたいよー。

午前中、友だちと待ち合わせて公園へ。彼女は昨年末に第2子を出産。「男の子のかわいさって格別だわ〜。まあ、ふたりめだからもしれないけど。娘とは距離感が全然違う。べったりくっついちゃう。おっぱいもどんどんあげちゃうわ」とのこと。さもあろう、さもあろう。1か月違いのサクと娘ちゃんは、衝突することもなく、良い距離感で仲良く遊んでて微笑ましかった。たんぽぽや木の実を渡しあったり、ついていったり、こられたりして。

たっぷり遊んだ帰り道、ベビーカーの中で寝てしまい、そのまま昼寝に突入のサク。起きたときにパイを求めて泣いたけど、1−2分ですぐ立ちなおった。こうまでしつつ、夜ごはんのあと、ちょっとあげてしまった。やっぱり完全断乳って、ちょっとこたえる。子どもにはむしろひどいことしてるのかもしんない。とにかく、あげるのもやめるのも、結局は親の都合。かわいそうだな、と思う反面、それが親子ってもんだから、あんまり深刻になる必要はないかとも思う。

寝かしつけではパイがもらえず、やはり30分くらい泣いた。私はゆうべよりはかなり冷静に処した気がする。

●5月某日: 夜中の2時半と朝5時半に、サク、目覚めて泣く。パイを求めるしぐさ。お茶をあげようとしたが受け付けず。添い寝で抱っこしてトントン、とする。最初は大暴れで大泣きするが、10分以内には寝る。8時前の朝の目覚めは良し。午前中、西松屋ヤマダ電機ブックオフ・スーパーと買い物のはしご。添い寝で昼寝させようとしたが、まったく寝る気なく、夫が八百屋詣でがてら散歩に連れて行き、結果的に公園にも寄ることに。遊び疲れた帰り道、夫の腕の中で寝て、そのままおふとんへ。今日も夜ごはんのときにちょっとおっぱい。すんごくうれしそう。私もうれしい。1日あげなくても明らかに前より張らないので、出る量はほんのちょっぴりのはずだけどね。夜はパイなし、15分くらいで寝た。

「アメトーク」の華大芸人(もちろん、博多華丸・大吉ですよ!)の第1週目を2日連続で見る!! パンクブーブーBAD BOYS(いずれも福岡出身)が、「福岡は視聴率100%です!」て言ってたけど、実際、昭和50年プラスマイナス5年生まれの統計をとったら、録画含めて30%くらい視聴率いったんじゃない?! 仕事や育児で忙しい年代だけど、「この日にアメトークで華大芸人やるよ」って知ってれば録画したのに〜、って人まで含めたら50%はいくね。ああ、ケン坊田中、全国ネットで噛むなよぉ! めんたいこマンおかしい! 伝説のおタコ体操がアメトークで復活するとは!てか、おタコぷー中年太りだな! と、夫とふたりで興奮しきり。のちに友だちとも大盛り上がりでした。華丸・大吉はまさに福岡の星だ。そりゃ秋山監督も番組宛てに花を贈り、県知事も祝電(祝メール)を寄越すってなもんです。