卯月の十五

●4月某日: 百道浜でやってる地ビール祭りへ。去年のGWに引き続いて二度目の参戦だ。「恒例行事になりそうだな」と夫。午前11時過ぎから生ビール〜! 沖縄のニヘデビール、宮崎ひでじビール、月のダークラガー(黒ビール。乳糖が入っているとかで、甘みがあっておいしかった。ちびちび飲むのによし)、そしてホテルオークラブラッスリーのシェーンアルト(赤褐色でコクが強い)。おいしかったです〜。フードメニューもちょこちょこ買って、持参していたおにぎりやおやつと一緒に、サクと堪能。気持ち良い陽気の中、散策も楽しげ。さらに、別ブースですすめられるままにワインを試飲し、すっかり楽しくなった私たちはバスで移動して1年ぶりにカラオケへなだれこんだのであった。「いやー、すっかり遊んでしまったな」と言いながら家路につく。こんな日でも夜ごはんを作ってしまう夫が、えらい。

●4月某日: 朝から走る。すると、昼食のざる蕎麦の、なんと旨いこと! サクは、その前のドラッグストア〜酒屋買いだし中に眠ってしまい、家に帰ってもぐっすり。17時過ぎに家を出て、今夜の目的「餃子を食べに行く」を果たそうとするが、第一候補の店は、“薬院サルー祭り”とやらの対象店になっており既に満席で、第二候補の店はお休みだった。協議の結果、「カチカチ山」へ。そこは焼鳥屋さん。しかし博多は餃子文化の盛んな町だからして、あそこもきっと美味しい餃子を置いてるに違いない、との思惑だったが、ざんねーん! なかった。夫は平謝りし、とても悔しそう。私も餃子脳にはなっていたものの、もちろん焼鳥も好きだし全然かまいませ〜ん。ビールが飲めりゃ、それでいいし〜〜〜(へらへら)。しかし「カチカチ山」も盛況だった。ササッと食べて、まだお客さんのいないダイニングバーでワインとブルスケッタで軽く二次会をして、帰る。「ブルスケッタ」という名前を覚えられない夫に、帰途でも、帰宅後も、「あれ、なんて名前だったっけ。ブラッセリーナ…? ブンナコッタ…?」と聞かれた。今度作ってくれるのだろう、きっと。むふふ。

●4月某日: GW前半最終日。特に予定は入れておらず。午前中は夫がサクを連れて仕上がったスーツを取りにゆき、午後は3人で散歩がてら雑貨屋さんへ、友だちへのプレゼントを買い求め、広場で遊び、本屋を冷やかして、スーパーで団子を買って(←夫の発案)帰って家で食べた。気ままで楽しい休日であった。入浴中、サク(彼自身はすでに夫と入浴済み)が執拗に浴室に入ってこようとする。そういえば以前(歩けるようになる前後)はよくやってたけど、最近では珍しい。夫の解説によると、「片手に自分のガーゼ、バケツを持ってきて、拭き掃除の真似ごとを始めた。たぶん風呂場に、水を汲み替えに行きたかったのだろう」とのこと。