卯月の十

●4月某日: 6時前からハッスルしてたサクが10時半すぎから安らかに昼寝を始めたので、熱いコーヒーを淹れて午前中のティータイム。し、しあわせだ。午後、いつもとは違う図書館へ。思わぬ掘り出し物を見つけて即、借りる。ホクホク。本屋とか図書館とかってさ、やっぱりひとつだけじゃなくて、いろいろ行くのがいいよね、品ぞろえがいろいろ違うから! そしてついでに…じゃなかった、こっちがメインだった、図書館近くの公園でサクを解き放つ! 歩けるようになってからここに来るのは初めてだったんだけど、遊具や砂場のコーナー、グラウンド、芝生、庭園風、大きな東屋(?)など、すごく広くていろんなコーナーがあって、折しも春の爽やかな陽気と風で、最高に気持ちよく、楽しかった。サクもかなり満喫していたようす。

さて帰宅後、夫の話。最近、彼は夏物のスーツの下見をしている。今日行った紳士服店では、候補として、4万円、5万円、6万円の3つの価格帯のスーツがあり、「どう違うんですか?」と店の人に聞いたところ、ポリエステルの比率が違うとのこと。当然、化学繊維の比率が低いほうが、値段は高い。「4万円のだと、50%はポリなんですけど、これでも結構いけるもんですよ〜」と店の人。夫は「や、でも僕もいい年だし、毎日着るものだから、あんまりケチって品質を度外視するのは嫌だな〜」なんて言いながら、ふと、今着てるのもけっこうちゃんとしたものだよな、と思い、上着を脱いで、内側を見てみると、なんとそこには……『ポリエステル100%』との堂々たる表示が! ぷっ、と噴き出してお店の人いわく、「ね? 意外といける、って言ったでしょう? ここだけの話、6万円のやつは絶対売れ残るんですよ」。夫は赤面しつつ、「じゃ、4万円のをいちお、第一候補に…」と決断したそうです。