『ハングリー!』 第1話

ひゃはー、これは誰得のドラマなんでしょうか。このドラマを見て「向井くんステキサイコー抱かれたい」と思うのはどこいらへんの層なんでしょうか。どこを狙ってるんでしょうか。初回でがっと掴んで撃ち抜くことはできたんでしょうか。

ナルシストの吾郎ちゃんとか元気印の美織ちゃんとか残念な若者の塚本くんとか当て馬っぽい国仲さんとか、みんなきっちり仕事をしているんだけど、ここまでみんなが「それっぽい」役に徹してがんばっているのに、向井くんがかっこよくない。なんたることだ!

秀忠にしろこれにしろ、向井君へのあて書きって実は難しいんでしょうか。パラキス見てないんだけどどうだったのか? わたくし個人的に、小栗君が三成とか獣医ドリトルとか踊る映画の警察キャリアみたいにメタメタにかっこよくて性格悪くて、って役をやると「いやーーんステキ☆ 脚本そこそこでも小栗君見てるだけでok!!!」て目がーハートになるんだが、向井くんのドSイケメン的な役を見ると、なんか乗り切れないし、むしろ軽くイラッときたりするのよね。なぜ・・・? これは演技力の差なの? 脚本演出が悪いの? 歌舞伎でいう「ニン」っていうか、本人が持ってる資質、適性の問題なの? で、ゲゲゲや、ちらっとしか見てない「花嫁の父」で手話で貫地谷さんと話してる姿には萌えた。本人は一生懸命だしまったく無意識なんだけど、どこかおかしみとかいたいけさがにじみ出る・・・て感じが、いい。もちろんあくまで私個人の感じ方なんだけど。

それはともかく、全体の印象としてダサ寒かったのだが、はて、今後これが良いほうに作用していくのかしらん?