フィギュアグランプリシリーズ2011 ロステレコム杯

リザルト:(http://www.isuresults.com/results/gprus2011/
男子ショートの放送人数のあまりといえばあまりの少なさに白目を剥きかけたが、「これはスポーツ中継じゃない。スポーツニュースなんだ・・・だったら、ダイジェストなのは当たり前じゃないか」と自分に言い聞かせて何とか正気を保った。と、ともかくも、羽生くんオメデトウ!!! 

そもそも羽生くんというスケーターを大好きな私なんだが、誰であれ、やんややんやと盛り上がり喝采を送りたくなるのが初優勝というものですね。キスクラにて、コーチと2人して「えっこんなに点数出るんですか?!」的に身を乗り出すしぐさといい、表彰式の無垢すぎる笑顔といい、演技以外でもステキすぎて、もうイヤですぅぅぅ、自分が不純な人間みたいでぇぇぇー。

演技のステキさはいうまでもなくて、羽生くんにしろ、ガッチャンにしろ、今井遥ちゃんやソトニコワにしろ、「荒削り」「未完の大器」の魅力というものを存分に堪能できる大会だった。今後への期待は置いといても、今には今だけの魅力があるなあと痛感する。羽生くんのロミオもガッチャンのヴァンパイアも、ソトニコワ愛の夢も。

で、浅田真央、本当に久々の大会制覇おめでとう!!!!!なんだけど。こちらは意外に興奮はなく、平静に受け止める私がいるのだった。NHK杯初日に比べると、優勝のかかった今大会フリー直前の緊張(←見てる私の)は40%くらい。NHK杯を見た感じでは、この優勝も「するべくして」という感覚なのだ。他の出場選手と比べてというわけじゃなく、彼女が評価されることについて。

なので、試合後のインタビュ^で、彼女が「ファイナルに行きたい、失敗は許されないという気持ちで固くなってしまった」と言うのを聞いたときは、一種新鮮な気持ちがするほどだった。フィギュアスケートというスポーツの面白さを知れば知るほど、「彼/彼女自身との戦い」みたいな観点になってたところがあるんだけど、競技者本人がそういう気持ちをもっているのも当たり前だよね。はー、ファイナル楽しみ。各大会見てきてると、勝ち抜いた(と敢えて言う)面々は豪華としかいえないもん。

それから、謹厳な信夫先生と柔らかな印象の久美子先生、佐藤夫妻のキスクラもいいんだけど、娘の有香さんのキスクラもいつも雰囲気が良くてすごーくステキだ。アボットもシズニーも今井遥も、みんな生き生きとしたスケートしてる。教え子を輝かせる、いい先生なんだろうなーと思う。