フィギュアグランプリシリーズ2011 エリック・ボンパール杯

いや〜、地上波放送に頼っている私の場合、NHK杯を見たあとだと、「試合感」の薄さによる盛り上がらなさはいかんともしがたいね。やっぱりスポーツって中継が基本だよね。スポンサーと視聴率の関係上しょうがないんだろうけどさ、録画のうえにすごい編集が施されてるって、それはスポーツから逸脱してるもん。

しっかし、ぴーちゃんの不完全さが心配だな。これは、「ファイナルとかワールドとか勝てないんじゃないの」っていう心配じゃなくて、「今くらいの出来でも、結局はSSの高位安定によって彼が優勝しちゃう」っていう・・・。どうせ優勝するんだったら、昨シーズンくらい完璧に、グウの音も出ないくらいの強さを見せてくれないと、浮かばれないワ(誰が?)。

女子は、トゥクタミシェワがデビュー2連勝を飾って話題になってます。演技中はやはり年はごまかせないというか、かわいらしい幼さが見られるんだけど、演技前後のリンクとかキスクラなんかでは、もはや熟した女優みたいなたたずまいで、激しく興味をそそられます。

地上波組の私はスケアメが見られなかったので、今季アリッサ・シズニーさん初拝みだったわけですが、衣装がステキステキステキ〜! 特にSP。あの背中のビジューの繊細さ、ウエストマークの上品さよ・・・! 衣装と演技と本人のイメージが、まさに三位一体。うっとりし通し。

村上佳菜子も良かった。失敗はあっても失敗の演技じゃないよね、あれは。たとえば、録画を保存して折に触れてリピートするのは、いわゆる“クリーン”な演技なんだけど、ああいうすごい集中力が発露されている瞬間にリアルタイムで(って、テレ朝の録画なんだけどさ泣)立ち会うのってスポーツを見る喜びだなーと思う。臨場感ありまくりで、引き込まれた。