葉月の一

●8月某日: 午前中、育児サロン。眠くなったサクが激しくぐずりだしたので早めに退散し、ベビーカーに乗せて2,3分でぐっすり寝たのでスーパーに寄る。ママ友だちに会ってちょいと立ち話したんで、結局、帰宅は昼すぎ。友人にしろ同僚にしろ、以前は、近所でこうもしょっちゅうバッタリ遭遇するってありえなかったんだけど、今や、「近所のママ仲間」というコミュニティに属していなくもない・・・というような状況だからね。久しぶりに本棚からひっぱりだして再読してた『村上朝日堂』、ちょっと読みさしをその辺においてたら、サクがカバーを真っ二つに引き裂いてくれた・・・。

●8月某日: しほちゃん親子とうちで遊ぶ。昼ごはんを上のお姉ちゃんと一緒に作る。近日4歳になる彼女と月1ペースで遊んでもうすぐ2年近くになるんだけど、会うたびに「わ、感じが変わったな」とか、「うおっレベルアップしてる!」という驚きがあって、毎回会う前からわくわくしてる。月1って、定点観測には理想的ね。3歳すぎても、月齢ごとにこんなにぐんぐん成長していくなんて、ほんと子どもって面白い。時折、押しのけられたりおもちゃを奪われたりしつつも、お姉ちゃんが気になってしょうがなくて、ずっとついて回ってたサクもかわゆいぞ!

●8月某日: 夫、鹿児島に出張。こないだの長崎出張(特急で片道2時間)では日帰りだったのに、九州新幹線に乗って1時間40分で福岡に戻ってこられる鹿児島では泊まってくるらしい。別に、鹿児島中央駅から遠いところで仕事するとかじゃない。心理的な問題なんでしょう(笑)。サクとふたり、まったりと過ごす。入浴中、シャンプーボトルを手にとったサクが先っちょを口にくわえたので「だめよ!」と注意。打たれたような表情で私を見、次いで、みるみるうちに口元が歪んで、えーんえーんと泣き出し・・・・ずーっと、泣きやまない。「サクちゃん、ママ、怒ってるんじゃないよ。それ食べたら、サクがお腹いたくなるんだよ。ほら、もう笑って笑って〜。♪一歩すすんで前ならえ〜」とか、なだめたり歌ったりしてみても、そりゃもうかわいそうになるくらい号泣。いつも、ママに何かを取り上げられたり制止されたりすると、その場では「やだやだ〜」って泣くものの、すぐケロっと泣きやんで忘れるので、びっくりだった。これも成長かな。