文月の十一

●7月某日: 前職の会社のH23/3期の有価証券報告書をWEB上で読む。P/Lに「包括利益」が出現! 結局、国際会計基準の導入って予定通りするんだっけ?>金融庁様。で、ふむふむ、連結会社減ってねーな、とか、あすこの不動産は減損を出したのか、とか、まーたいろいろ有価証券買ってるのね、とか、期末のキャッシュすげー、とか、執行役員!とか、細かい見どころはいろいろあるんだけど、全般的に「相変わらずがんばってるなあ」というP/Lだった。「みなさんご苦労様です」というか。ほんで、有報をつくるまでのすべて・・・日々の取引のすべてを記帳し(というかそれをチェックし)、帳簿を管理し、社内で会計・税務がらみの相談を受けたり、嫌な顔されながら調整したり、監査法人と協力したり喧嘩したりしながら財務諸表を作って、数字が合わないとか、損が出すぎるとか逆に足りないとか、こういう道筋でもっていかないと数年後につじつまが合わないとか、これ絶対国税に目をつけられるよ!とか、もろもろを考え合わせ、もみくちゃになりながら仕事してた日々を懐かしくも思った。

●7月某日: とある祝いごとで、夫の実家に親戚やご近所の方々などが集まる。中高年以上の方が圧倒的に多かったので、サク、びっくりするやら泣くやら。別室に移って夫と3人きりになると、すっかりくつろいで元気にイタズラしはじめるが、まあ、ちょいちょいみんなの中にも連れて行く。義父母はお客さんのおもてなしでてんてこまい。嫁ってこういうときは一番の働き手となるべきなのだろうが、「こうやって人が集まってるときに、ちょっと目を離すと事故になったりする、とにかくわが子を見ておくように」と言われるがままに・・・。嫁としてのハードルは自他共にすごーく低いままである・・・。義父のお姉さんがサクとすんごく遊んでくれて、夕方には、彼女や義父母の前でごきげんに「パチパチ」「バイバイ」など含めて楽しく遊ぶ姿を見せたので、母としても嫁としてもうれしかったことです。そしてお祝いごとというのは大変だけどやっぱり気持ちのいいものですね〜。