第3回AKB48総選挙

マスコミの騒ぎ方なんかに眉をひそめる向きがあるのはわかるけど、やっぱり真剣な女子アイドルが力を尽くしてナミダするもようとかって、古今通じて需要があるんだと思う。

昔なら、レコード大賞(とか新人賞とか)を獲って泣くとか。ちょっと(?)前ならアサヤンでのモーニング娘。のドキュメンタリーとか。がんばるアイドルの姿を応援して、そして栄光の瞬間に流れる涙を見て、ファンは何かしらのカタルシスを感じてきたものなのだ。CDを買って(身銭をきって)投票するという行動を通じてそのドラマを生むシステムを作った秋元康はやっぱり偉大・・・なのかな?

それにしても、東西横綱(?)の二人はすごい。順位発表後のあいさつ(完全な引用じゃないですが)。

この1年間は、いろんなことを考えて毎日生活していました。こんなに支えてくださった皆さんがいるのに、どこかで孤独と闘いながら、毎日過ごしていました。もちろん、私のことが嫌いな方もいると思います。でも、ひとつだけお願いがあります。私のことを嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください

第3者はいろいろなことを言います。1人何票も入れられて、本当に総選挙といえるのか。選挙は1人1票じゃないのか…でも私にとって票数はみなさんの愛です

どーですか、このあいさつ。アイドルたることが彼女らの本分。若い娘さんらしい述懐ではあるけど、どこぞの政治家より、よっぽど自分の仕事について考え抜き、自分のことばで堂々としゃべっているような気がするではありませんか。てか、あっちゃんの泣きっぷりたるや・・・あれこそ号泣。過呼吸みたくなってたもんね。

全然どーでもいい話かもしれないんですけど、敦子にしろ優子にしろ、ほかにも由紀、友美とか、けっこうシンプルめな名前の方が多いですよね。今どきのはたち前後の名簿とは思えないような・・・。前からふしぎに思ってました。

あと、中間速報?で1位大島さんと報じられての、前田さんの逆転。やっぱり劣勢と伝えられると投票したくなるという人間の心理がはたらくのかなーなんて。そのために、わざと劣勢を報じたりとかさ、政治の選挙でもよくあるんでしょ?