皐月の八

●5月某日: 5月だというのに蒸し暑すぎ。寝苦しいのか、サクもいつにも増して夜中のお目覚めが多いし、それで授乳してたらなぜか明け方に目が冴えて1時間以上も眠れなかったりして、朝になっても疲れがとれない感じ・・・。遅い昼下がり、元気を出して家族で散歩に。以前から気になっていたテイクアウトの焼き鳥屋さんで夕食の一部を調達。予想よりずっと美味しかった。夜、夫も私もテレビを見たりゴロゴロしたりで、サクとちゃんと遊んでないなーとふと気づき、おもちゃや手遊び歌なんかで向かい合って遊ぶと、サク大喜び。そうだよね、こういう時間がないとね・・・と、反省。

●5月某日: 高橋大輔選手の日経インタビューを読んで感動。こちらの記事がすごくよくまとまっているのでリンクさせてもらいます。(日経新聞の記事 -高橋大輔「フリーのアクシデント、不運と言われるが…」 : MURMUR 別館) 『アクシデントはあったけれど、落ち込んではいません。シュンとしても仕方がない。時はどんどん過ぎていくんですから。結果は残念だったけれど、こうした経験からは必ず何かを得るし、これまでも得てきました。次のいいことに必ずつながると思っています』 『4年前は上しか見えなかったけれど、今はそうではありません。』 ひとつのことに打ち込み続けてきたひとの言葉は、若くても、すごく重みがある。

●5月某日: 天神で、しずと、あかねちゃん&子ども達と待ち合わせてランチ。あかねちゃんは大学の同級生なんだけど、なんと、4姉妹のお母さんなのである。リアル若草物語ー! 大人数なので予約してたんだけど、「“大人3人、子ども5人です”って言って、この割りふり(大人に対して、子ども4:1:0)だとは思わんやろうね〜、お店の人」 「もし、子どもの病気とかであかね家がキャンセルしたら、一気に8人→3人に減ってお店の人びっくりだよね」と、事前に話していた私としずである。

で、小3、年中さん、3歳、そしてサクより2ヶ月年上(?)の1歳という年齢構成の4姉妹は、おそろいのボーダー服で登場! あたりまえだけどみんな顔が似てる!(あかねちゃんも含めて)。当の親でも、下のほうの子たちの姿に「ん? ・・・なんかデジャヴが」と思うそうです。いや〜賑やかで楽しいランチだった。サクもたくさん遊んでもらう。一番上のユメちゃんに至っては、お姉ちゃん歴5年だけあって、抱っこして背中とんとん、なんてする仕草がまあ、その辺の新米母(=私だ)よりも板についている! ユメちゃんの腕ですやすやと眠るサク・・・(笑) あかねちゃんの、「さすが4人の母! でも、肝っ玉的ではないし生活疲れ感もまったくなし!」みたいなナチュラルさに感動。そしておみやげでもらった手作りパンのクオリティには、夫ともども絶句・・・! 

天神のど真ん中でファミリーと別れて、しずとキルフェボンに寄って薬院まで歩いて電車に乗る。今回、彼女の3週間ほどの帰省の間に3回遊んだのだが、こんなにちょくちょく会えるのは久しぶりですごくうれしく、別れが近づいてくるにしたがって、内心では、自分でもびっくりするほどのさみしさをおぼえていた私だった。まあ、この喜びもさみしさも、久しぶりだからこそなんだろうけどね。どんな生活でも、今を生きるしかないのだよな。