長月の五

●9月23日(木・祝): 誕生日イブということもあり、夜、外食してみる。個室を予約し開店の5時半に入る。サク、飲みまくり。家を出る前に飲んでおなかいっぱいになっているはずなのに、おっぱいから離れようとしない。やっぱり、家と違うってのがわかるんだなあ。1時間ちょっとで退散。暮れなずむ町で夫に抱かれるサクが新鮮でかわゆい。外食は気分転換にはなるけれど、サクが熟睡しない限りはゆっくり食べられるわけじゃないし、お金もかかるし、何よりサクが不安な気持ちになるのなら、がんばって行く必要はないか、と確認。それをわかることができな、という意味でも、連れ出してくれた夫には感謝。

●9月24日(金): 国勢調査の依頼が来る。誕生日当日だし、ごはん作らなくていーよ、なんか買ってくるか、ピザでもとるか?なんて夫は言っていたが、ゆうべ外食だったので、今日は作りました。体も財布も、自炊を求めていたのだよ。牛モモ肉となすの炒めもの、バンバンジー、野菜サラダ。1時間近くもぐずりまくり、体力を使い果たしてサクが寝たあと、白ワインのハーフボトルをあける夜22時。もちろんわたくしはグラス1杯だけだったんだが、体はフワッフワ、顔も熱ーくなる。授乳をやめたあともこの調子だったら助かるなー。酒飲みって金がかかるけんね。誕生日のプレゼント、夫からは「ほぼ日」のハラマキとレッグウォーマーをもらった。とっても満足!

●9月25日(土): 朝まで9時間連続でぐっすり寝てくれたサクちん。ゆうべのアルコホルも完全に抜けてからおっぱいをあげられて助かった。夕方前、私の実家へ。夫の会社の社内報から依頼が来ているとかで、母にカメラを託して親子3人の写真を撮る。この3ショットって意外とないんだよね。てか、私とサクが一緒におさまっている写真がそもそも少ないのだが。旧友と飲みに行く夫は辞し、かわりに(?)旦那さんが結婚式に出席しているため、姉が来宅。彼女の発案で今夜はみぞれ鍋。滋養ああふれる優しい味。しかし、しみじみすることはなく、エキサイトしながらホークス−日ハム戦を見る家族だった。勝ってマジック1! サクは始終、とってもいい子。

●9月26日(日): 夫は朝から遠賀郡まで友人の結婚式へ。私とサクは実家で目覚める。これは夫の実家に行っても同じなのだが、祖父母にかわいがられるサクを見るのはいいもんだな、と思う。抱っこしては「重たくなった」、ぎゃんぎゃん泣こうが「元気の良かこと」、その一挙手一投足に至るまで眼を細めて喜んでくれる姿。まあ、ここまでの溺愛じゃなくても、自分以外の人が我が子に優しくしてくれると、すごく心が和む。なんというか、子どもって本当にかわいがるべき、愛すべき存在なんだな、とあらためて思えるのだ。夜、自宅へ戻る。夫も帰ってきて、一緒にホークス優勝のスポーツニュースを見る。