長月の二

●9月6日(月):
 定期預金をひとつ解約して、某社の社債を買う。格付けBBB+てのがちょっと引っかかったが、3年もたないはずはないと信じる。信じるのだ! 8月の電気代の通知、昨年同月とほぼ同じだったことに衝撃を受ける。共働きをしていて平日昼間は無人だった去年と、ほぼ1日中エアコンをつけている今年。引越しを機に新しいエアコンで臨んだ夏だったのだが、やはり今どきの家電の省エネ機能がすごいってことか?! 

●9月7日(火):
 日曜から出現してきた赤いニキビが頬一面に花ざかり。こんなこと初めてだ。おまけに、ちょっとした指の擦り傷からばい菌が入ったのか、該当部分はおろか、手の甲までぼっこり腫れあがっている。これは先月にもあった症状。授乳中って免疫を子どもにせっせと渡すので、自分の抵抗力が低下することがあるらしいが・・・。凹む。それでも、サクがこんなめに合うよりはずっとずっとマシだ、と思えるところが私も母親なのか。
 そのサクはといえば、ミルクを全然飲まなくなった。哺乳瓶を受け付けない。夫が苦戦して飲ませているところに風呂上がりの私が現れると、訴えるような目で凝視。私が立ち去ろうとすると、「ウーッ!」と哀れな声で叫んで泣き出した。夫とふたりで爆笑。しかしミルクも飲めるようにしときたいんだけどな。

●9月8日(水):
 台風が過ぎ、劇的に涼しい1日。友だち親子が遊びに来る。月齢1ヶ月違いのふたりを並べ、見比べたり写真を撮ったり抱っこしあったり忙しい。サクぴーは始終ごきげんで、友だちに「信じられないくらいにイイ子。奇跡的」とまで言われる。や、ぎゃーぎゃー泣くときは泣きますともよ。
 でも、考えてみれば、私、泣き止まないサクをえんえんと抱っこし続ける・・・ってことは、あんまり、ないな。寝かしつけも抱っこじゃないし。じゃあどうやってるかっていうと、頃合を見計らって腹いっぱいになるようおっぱいを飲ませ、暗く静かにした部屋に放り込むという・・・。いつまでもこれでOKなら楽なんだが。あ、もちろん、ちょくちょく様子を見に行くし、自分も寝る時間になったら隣で寝ますよ。

●9月9日(木):
 昼、母が来る。その2時間半ほどの間に、ごきげんでニッコニコの笑顔や、手足のジッタバタ、ぐずぐずえーん、うんちくんぶりぶり、おっぱいごくごく、メリーをガン見など、多彩な姿を見せたサク。最後には、まだキャリアの浅い指しゃぶりも披露し、良いパフォーマーぶりであった。
 夜はやたらとグズグズしていたが、夫がたて抱っこすると泣きやむ。自分で抱っこして至近距離で見ていると、つくづく丸いな、とか、ほんとでかくなったよなあ、といつも思うのだが、夫に抱かれている姿を見ると、やっぱりまだまだほんのちびっこ。パパの胸に頬をくっつけて落ち着いている姿がかわゆい。