跨げるていどでも越えられないふり

●6月6日(日)
きのうお宅を訪ねた上司からメールが入っている。普通、こういうときは、こちらからお礼状を出すのでは?と思いながら開くと『日傘忘れてますよ』んあー、やっちまった・・・。しかしそのメール、午前3時半に着信しているのだが。『これから、子どもの運動会のお弁当を作ります』やっぱりアンタが作るんだ! てか、いったい何時間かけて、どんなボリュームとクオリティを作り出すつもりなんだ?!

昼ごはんの時間めがけて、夫の実家へ。今日のお昼ごはんは、かしわごはん、ゲソの天ぷら、牛レバーとニラ炒め、サバ煮付け、ひじき煮、たけのこ煮、おから、野菜サラダ、あさり汁・・・でありました。ふう。列挙するだけでひと息入れたくなるくらいなんだから、作るほうの労力や如何に、である。前回、私が「ちょっと貧血ぎみなんですよね〜」と漏らしたので、鉄分重視のメニューになったらしい。なんという有難い心遣いじゃ。

しかし、おっかしかったのは、5月から専業主婦になった私に対して、お義母さんが投げかけた問い。
「夜ゴハンどんなもの作ってる? 献立考えるのも大変でしょ? 本とか見てるの?」
へ?と首をかしげる私に、続けてのたまうことには、
「エミさん今までお仕事してたんだから、急にはできなくて当たり前よ〜。そのうち、誰でもうまくなるのよ」
ほ、ほほーう・・・。励まされとる。

や、人にごちそうするほどの腕前では確かにないけれども、私、いちお冷蔵庫の中身と相談して適当な晩ごはん作るくらいの芸当はあるんですが・・・。どんだけできない嫁だと思われているのであろうか(それはこうして帰ってきても台所に立ちもしないわけだからね〜)。ま、ハードルは下げるだけ下げといたほうが好都合だろうってことで、適当に相槌。

区のマタニティスクールでアドレスを交換していた人から、きのう出産したとのメールあり。予定日+3日だ。おめでとうございます。帰宅後、夫が、誤って観葉植物を激しく倒し、鉢に見事な割れ目を入れる。布ガムテープで応急処置。しょうがないけど、悲しい。夜は腹の子があまりに元気に動くもんで、ふとんに入ってから1時間以上も眠れなかった。腹の中が見たい!