引っ越ししたんだよ
●4月2日(金)
いよいよ引越し当日。といっても、食事や入浴、洗面、睡眠、何をとってもぎりぎりまで通常通りの暮らしをしたので、朝から荷造りはまだけっこうありますよ。しかし、“身重”とはよくいったもので、台所のものをダンボール1箱分に梱包しただけで、妙に息があがりくらくらする。ちょっと動いては座り、またちょっと動いては横になりを繰り返す、ものの役にも立たない私にかわって、夫、大活躍。
梱包、ダンボールが足りなくなってからのマイカーへの荷積み荷おろし、引越し屋さんをはじめ各業者さんへの対応など、でくのぼう(私だ笑)を随時いたわりながら疲れも見せずてきぱきやってくれて、心底、感謝である。旧居、新居それぞれ2時間近くかけて荷を運んでくれた引越し屋さんは、平尾の家に越してくるときもすごくいい印象だったので2度目の依頼だったんだけど、やはり仕事ができるし感じが良くサービスも満点で、「ここが上場したら株を買ってもいいよね」と夫と言い合ったことだった。
さて、私たちは休みをとったこの日だが、世間は平日、金曜日。私の会社ではスタッフ系数部署合同の歓送迎会の日だった。いちお「送」の人に含まれている私を、ここでも夫、快く送り出してくれる。清川の小料理屋さんに25名ほどが集合。ぜんぜん期待していなかったのだがびっくりするほどおいしかった。で、この日、長い付き合いになるおっさんたちに言われたこと抜粋。カッコ内は私の述懐です
- まさかアンタが結婚するとは思わなかった
- 案外あっさり落ち着くもんだね(そんなに浮わついてました?)
- 子どもできてからすっかり顔つき変わったよね(太ったってことですかい?)
- 妊娠報告受けるだいぶ前にすぐ気づいてたよ(どこ見てんだよー!)
- これまで在籍してきた女の子の中でいちばん好きだった(←超酒豪の人より。私の酒づきあいの良さが理由であろう)
- え、いま、お酒飲んでないの? うそー! ほんとに?!
- 飲みたい、すすめてくれって顔に書いてあるよ
おひらきになる前に新居に帰宅すると驚きの事実が判明。この家、お風呂はガスで給湯するのではなかった。電気温水器はスイッチを入れて12時間ほどしないとお湯を生産しないらしい。つまり今夜はお風呂に入れないのはもちろん、シャワーすら浴びれないということ。肉体を酷使した1日でこんなに疲れてるのに!特に湯船大好きの夫がかわいそうすぎる・・・。仕方なく、電気ポットでお湯を沸かして、体を清拭する。バケツにお湯を張って順番に足湯をすると、ことのほか気持ちよく、引越し当日らしいサバイバル感もあいまって盛り上がった。