『JIN〜仁〜』第10話

なんか・・・なんか・・・先週感じたあの胸の昂ぶりが、消えた・・・。プレ最終回って、ある意味、最終回以上に盛り上がってくれないと困るのに・・・

この回は、やっぱり語らせすぎのほうに傾いてた。
「そうか・・・(綾瀬はるか作の揚げ出し豆腐)もう食べられなくなるんだなあ」とか、口に出して独りごと言うなよ! 
橘家の門前での別れ、綾瀬はるか大沢たかおに向かって喋りすぎだよ! 一言、二言でいいじゃんかよ! 
大沢が去ってから、小出恵介も妹の綾瀬に向かって「そなたが夢中になっていたのは、医術ではなく、南方先生ではないのか?」とか、恥ずかしげもないセリフを吐くなよ! 

でも、そのあとの綾瀬はるかの「あのお優しい南方先生が鬼にまでなると・・・」てセリフは良かった。はるかタンの涙の演技もすごーく良かった。あと、もっと前のシーンだけど、中谷美紀綾瀬はるかに向かって言う「あちきは、咲様(=綾瀬ね)が大好きでありんすよ」も良かったね。これは口に出して言ってくれることで、じんとくるのだ。

来週は拡大で85分の放送らしいんだけど、予告の感じだと、登場人物たちの涙まじり、叫び混じりの長口上をまた延々と聞かせられるようで今からちょっとげんなりする。

こんな私だが、内野聖陽のセリフに関しては、「うざい」とか「長い」とか「しゃべりすぎ」とか感じたことがあんまりない。むしろ、すごく楽しく聞いている。役がおいしいってのもあるけど、内野さんを浮かせないどころか、ここまでドラマの魅力にしたってとこは、このドラマをすっごく評価したい。ほんとにうまい人だから、もっと広く(もちろんしょうもない作品には出てほしくないが)活躍してほしいからね。